本当におすすめの泣ける小説10選【心が温かくなる名作まとめ】

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なんか思いっきり泣きたい気分の時ってありますよね?

 

僕はそんな気分の時は書店に行って、感動しそうな小説を探して読んだりします。

今回はたくさんの小説の中から、涙なしには読めない名作を10作品選びました。

 

心が洗われるような作品を読みながら、素敵な夜を過ごしてはいかがでしょうか。

 

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永遠の0/百田尚樹

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。 

 

百田尚樹の名前を日本中に轟かせた名作小説。

大ベストセラーになり、映画化もされた作品なので読まれた方も多いと思います。

 

僕は全く戦争を知らない世代なわけですが、この作品を読んだ時に当時の人たちを思い、とても考えさせられたのを覚えています。

 

命を大切にすること。人を愛するということ。

まだ読んだことがない方には、ぜひ一度読んでほしい作品です。

 

風に立つライオン/さだまさし

一九八八年、恋人を長崎に残し、ケニアの戦傷病院で働く日本人医師・航一郎。「オッケー、ダイジョブ」が口癖の彼のもとへ、少年兵・ンドゥングが担ぎ込まれた。二人は特別な絆で結ばれるが、ある日、航一郎は……。二〇一一年三月、成長したンドゥングは航一郎から渡された「心」のバトンを手に被災地石巻に立つ。名曲をモチーフに綴る感涙長篇。

 

こちらも映画化されたことで話題になった作品。

少年兵のンドゥングの悲しい過去と、未来の物語。

 

「お前は九人を死なせた。それなら、これからお前の一生を懸けて十人の命を救わなくてはならない。」

 

僕は以前数日間だけですがケニアに滞在したことがあるので、こんな歴史があったことに驚くとともに、どんどん話に引き込まれていきました。

こちらも1人でも多くの人に読んでほしい良書。

 

ツナグ/辻村深月

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。 

 

こちらも映画化した作品ですが、映画がいまいちだったという方も原作を読んでいただきたい!!

もうこれでもかってぐらい泣けます。電車の中とかじゃ読めないレベル。

 

5つの話に分かれているので、時間がない方でも読みやすいと思います。

1度だけ死者と再会できるとしたら、あなたは誰と会いたいですか?

 

くちびるに歌を/中田永一

長崎県五島列島のある中学校に、産休に入る音楽教師の代理で「自称ニート」の美人ピアニスト柏木はやってきた。ほどなく合唱部の顧問を受け持つことになるが、彼女に魅せられ、男子生徒の入部が殺到。それまで女子部員しかいなかった合唱部は、練習にまじめに打ち込まない男子と女子の対立が激化する。一方で、柏木先生は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲「手紙~拝啓十五の君へ~」にちなみ、十五年後の自分に向けて手紙を書くよう、部員たちに宿題を課した。そこには、誰にもいえない、等身大の秘密が綴られていた。

 

こちらも新垣結衣主演で話題になった作品ですね。

途中まではホントに感動すんのかよ!って感じなのですが、ラストで一気にやられます。

 

その手紙は反則でしょ…

読み終わった後に、とてもあたたかい気持ちになれる作品なので、お休みの前の夜にゆっくりと読んでほしい一冊。

 

夏の庭-The Friends/湯本香樹実

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。 

 

この作品は聞いたことないという方も多いと思うのですが、まずAmazonレビューを覗いてみてください。

もうこれでもかってぐらい高評価のオンパレードです。

 

少年たちの好奇心から始まる老人とのふれあい。そして人が死ぬことの意味とは…

大人だけでなく、登場人物の少年たちと同じ世代の子どもたちにも読んでほしい名作です。

 

親子で読んで感想を話し合う。そんなことができる一冊。

 

塩狩峠/三浦綾子

結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。 

 

これなにが凄いかって実話なんですよね。

作者の三浦綾子さんは他にも氷点などの作品を書いていて、ご本人がキリスト教徒ということがあって宗教がメインにあるのですが、そんなこと気にならないほどの作品。

 

ネタバレになるのであまり書けないのですが、愛する人が待っているのに、同じ列車に乗っているその他大勢の人のために命を投げ出せる人が果たして何人いるのでしょうか。

 

人はこういう生き方(死に方)もできるのかと、深く深く考えさせられる作品。

ぜひ読んでください。

 

とんび/重松清

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう―。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。 

 

ドラマ化された作品なのでご存知の方も多いと思いますが、原作がまた泣けます。

僕はNHK版のドラマを観た後に原作を読んだのですが、ドラマで散々泣いたくせに、小説でまた泣きました。

 

父と息子の関係をテーマに物語が進んでいくのですが、僕はまだ結婚もしていないので息子としての視点からしか見れないので、いつか子供ができた時に父としてこの小説を読みたいと思っています。

 

重松作品は本当にいい作品が多いのですが、その中でも一番泣ける一冊です。

 

鉄道員(ぽっぽや)/浅田次郎

娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録。日本中、150万人を感涙の渦に巻き込んだ空前のベストセラー作品集にあらたな「あとがき」を加えた。第117回直木賞を受賞。  

 

鉄道員(ぽっぽや)は高倉健主演で映画化されているので長編かと思いきや、原作ではわずか40ページほどしかありません。

なのにこんなに泣けるってどないなっとんねん。笑

 

鉄道員(ぽっぽや)以外にも短編が7作品収録されており、「ラブ・レター」なんかも最高です。浅田次郎さすがですよホント。

 

短編作品ばかりで1つ1つの作品を読むのに時間がかからないので、平日の夜に1つずつ読んでいく。

そんな楽しみ方もいいのではないでしょうか。

 

明日の記憶/荻原浩

家庭も省みず仕事に生きる49歳、広告代理店のやり手営業マン、佐伯雅行。仕事においては大きなクライアントとの契約が決まり、プライベートにおいては娘の結婚が決まる、と順風満帆に見えた彼を突如、物忘れが激しくなる、めまい、幻覚といった不可解な体調不良が襲う。妻・枝実子に促され、しぶしぶ忙しい仕事の合間を縫って病院を訪れ診察を受けた結果、医師から若年性アルツハイマー病という診断を下される。-Wikipedia

 

渡辺謙主演で映画化された作品。

若年性アルツハイマー病になり、徐々に思い出や家族のことまでも忘れていってしまう恐怖がこれでもかというほど丁寧に描かれています。

 

読んでいくうちに色んな感情が入り乱れますが、とてつもない悲しみ、だけどそれでも生きていこうとする勇気に涙なしには読めません。

 

もし自分が同じことになれば…

もし家族や大切な人の記憶が徐々に失われていくとしたら…

 

軽い作品ではありませんが、だからこそ読んでほしい一冊です。

 

兎の眼/灰谷健次郎

大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない一年生・鉄三。決して心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも鉄三と向き合おうと決意する。そして小谷先生は次第に、鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった…。

 

母に薦めれて大人になってから初めて読んだのですが、ものすごくあたたかな気持ちにさせてくれる大好きな作品。

Amazonレビューを見ていると、実際の教師の方からも絶賛されており、17年間教師を務めた灰谷健次郎だからこそと言うべきか。

 

ただ教師と生徒が信頼を深めていく。そんな作品ではありません。

生きるとは何なのかを問う名作。読み終えたあとはたくさんの涙とともに、とても清らかな気持ちになっているはずです。

 

読んだことがなければ絶対に読んでほしい一冊です。

 

まとめ

10作品をご紹介しましたが、気になる作品はありましたでしょうか。

どれも素敵な作品ばかりですので、読んでない作品があれば是非手にとってみてくださいね!

 

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この記事を書いた人
たもつ

福岡市在住。86年生まれ。2014年にうつになり失業。そこから会社に属さない生き方を目指してブログを始め個人事業主に。現在はホームページ制作などクライアントワークにも挑戦中。お仕事のご依頼受け付けてます。詳しくはプロフィールページをご確認ください。

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