失業保険受給中のアルバイト|不正受給(無申告)はバレる?

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失業保険をもらいだしても、働いてたときに比べたら6割ぐらいの収入になるので厳しいですよね。

特に急な退職の場合は、アルバイトしないと生活が苦しい方もいらっしゃると思います。

そこで今回の記事では、

  • 失業保険の受給中にアルバイトをする仕組み
  • バイトの申告をしなかったらどうなるのか?

ついて解説していきます!

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アルバイトをした場合は認定日に申告が必要

前回の認定日から今回の認定日までに、アルバイトをした場合には申告が必要です。

認定日に報告しなくてはいけない就職活動実績とは

認定日にはアルバイト(内職・手伝い含む)をしたことも報告しなくてはいけません。

参考 失業保険の待機期間・給付制限・認定日とは?受給の流れはこれで完璧!

そのとき1日の労働時間によって『就職または就労』『内職または手伝い』に分けられます。

1日の労働時間 基本手当の支給 備考
就職または就労 4時間以上 なし 就業手当支給(条件あり)
内職または手伝い 4時間未満 賃金により全額、一部、なし
賃金が発生しない知人の仕事の手伝いなどの労働もこれに含まれる

 就職または就労した場合(4時間以上働いたとき)

1日に4時間以上働いたときはこれに当たります。

『就職または就労』した日は失業保険の基本手当は支給されません。代わりに給付日数は減らないので、そのぶん失業保険をもらえる期間が伸びることになります。

週2回のアルバイトでも、3ヶ月間で24日は給付日数を消費しない日が発生しますので、トータルでの受給期間を約1ヶ月は伸ばすことができますね。

働きすぎると”就職”扱いになるので注意

  • 契約期間が7日間以上の雇用契約
  • 週の労働時間が20時間以上かつ、週の労働日が4日以上

この2つの条件に当てはまると就職しているとみなされ、失業保険がもらえなくなります

なので再就職を目指しながらたまにアルバイトをするという方は、週2回ほどの単発アルバイトに抑えるようにしてください。

失業保険受給中に本当にお金がなかった僕がやった5つのこと
突然の退職で失業保険をもらってもお金がなかった僕が、当時やったことをまとめました。アルバイトや家にある物を売るなど当たり前の話が中心ですが、自分なりに工夫したり調べた経験も記事にしてるので、失業中でお金に困ってる方は参考にしてみてください。

内職または手伝いをした場合(4時間未満働いたとき)

1日に4時間未満働いたときはこちら。

『内職または手伝い』した日は、その日稼いだ金額(1日の賃金)によってもらえる失業保険の額が変わります

全額支給 1日の賃金ー1,312円+基本手当日額≦賃金日額の80%
一部支給 1日の賃金ー1,312円+基本手当日額>賃金日額の80%
支給なし 1日の賃金ー1,312円≧賃金日額の80%
1,312円の控除金額は毎年8月1日に改定
  • 賃金日額=退職前半年間の給与の合計を180で割った金額
  • 基本手当日額=賃金日額の50〜80%(1日にもらえる失業保険の額

分かりにくいので、基本手当日額5,000円賃金日額8,000円として計算してみます。

1日のバイト代が2,500円だったとき(全額支給)

2,500円-1,312円+5,000円=6,188円

基本手当日額の5,000円を足しても6,188円と、賃金日額の8,000円の80%(6,400円)を下回りますので、基本手当は全額支給されます

バイト代の2,500円と5,000円の失業保険のどちらも満額もらえる

1日のバイト代が5,000円だったとき(一部支給)

5,000円-1,312円+5,000円=8,688円

今度は8,688円と、賃金日額の8,000円の80%(6,400円)を上回りましたので、6,400円を超えた金額は基本手当日額から減額されます

8,688円-6,400円=2,288円

5,000円-2,288円=2,712円

よって基本手当は2,712円しか支給されません

バイト代の5,000円と失業保険の一部(2,712円)がもらえる

1日のバイト代が8,000円だったとき(支給なし)

8,000円-1,312円=6,688円

この場合アルバイト代だけで賃金日額の80%(6,400円)を超えていますので、基本手当は支給されません

バイト代の8,000円のみ

1日の労働時間から失業保険受給中のアルバイトを考えてみる

考える

1日4時間以上働いた日は失業保険がもらえないので、それなら中途半端な時間ではなくきっちり8時間労働。それを週2回ほどするのがいいと思います。

4時間未満で働くなら、自分の基本手当日額と賃金日額から計算をして、基本手当を全額支給できる範囲の中でアルバイトをするといいでしょう。

どちらにしても、失業保険は就職するまでの期間の補助として支給されるものなので、アルバイトは必要最低限にして早期の再就職を目指したいですね。

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不正受給(申告なし)はバレるのか?

ばれる

お金がないと人間悪いことも考えるもので、バイトをしながら失業保険をもらえないかと思いますよね。

僕も当時ググりまくったので気持ちはよくわかります。

もちろんハローワークの職員さんに『申告しなければばれますか?』なんて聞けるワケないので、僕がネットで調べた情報になりますが考察してみます。

バレるとしたらどうやってバレる?

公共職業安定所のコンピューターシステムによって、働いていることを申告しなければ必ず発見されます。

ハローワークの説明会などではこのように説明されます。

どれだけ高性能のコンピューターを使っているのか分かりませんが、システムによって不正を発見できるほどではないと個人的には思います。

ただ、今はSNSなどによって、自分が思う以上に個人情報というのはネット上に拡散されていますので、インターネットからバレる可能性がないとは言い切れないでしょう

バレる原因で1番多いのは誰かの密告

普通にバイトや仕事で給料をもらいながら、失業保険まで受給している。もしこんな話を聞いたらがんばって働いてる人はムカつきますよね?

不正受給の発覚で1番多いのがそういう知人・友人からの密告らしいです。

『人の口に戸は立てられない』とは正にこのことですね。

不正受給がバレてしまったら

もしバレたらこういう処分をうけますよってことで共有しておきます。

  1. 残りの給付はそれ以降停止
  2. これまで支給された金額の全額を返還(1倍)
  3. さらにその2倍の金額を納付する義務が発生(2倍)

②と③を合わせて世間での呼び名は鬼の3倍返し

60万受給していれば、ばれただけで180万の借金を抱えるワケですから一気に地獄に落ちます。

たかだか十数万のために、数百万の借金を背負ってはバカバカしいので、働いた分はきちんと申告をして、範囲の中で効率よくアルバイトをしましょう!

参考 不正受給の典型例|ハローワークインターネットサービス

効率よく短期バイトを探すには?

探す

週20時間・4日以上働くと失業保険がもらえなくなるので、期間中にアルバイトをするならどうしても短期バイトを探すことになります。

バイトを探すのに労力を使って就職活動の時間が減っては本末転倒ですし、求人はネットを使ってサクッと見つけてしまいましょう。

求人誌ではなく、ネットの求人サイトで探す

僕も最初の頃は紙の求人誌で探してたんですけど、失業保険の条件に合う短期バイトを求人誌から見つけるのってめちゃくちゃ時間かかるんですよ。

1日~2日で探してるのに1ヶ月の短期だったり、条件が合ってても通勤できないエリアの求人だったりでホント無駄に時間がかかります。

それがネットの求人サイトだったら、地域別・単発のみ・日払い週払いなど条件を絞り込めるので、失業保険中にできる求人の中からだけ簡単に探すことができます

何度か短期バイトをする予定なら、毎回同じことを入力しなくてもいいように会員登録をしておきましょう。もちろん無料で利用できますし、WEB上でそのまま申込みもできます。

実際に僕が利用していたサイト

僕は主に「タウンワーク」のWebサイト版を使ってました。

やっぱり有名なサイトだけあって掲載してある求人の数が多いこと。短期バイトを探す専用のページもありとても使いやすかったです。

会員登録しておくとWEB応募が楽になるの書いた通りですが、自分の希望を入力しておくことで条件に合う求人が掲載されたらメールで連絡してくれるのが便利でしたね!

就職活動で忙しい方は登録しておくと、都合のいい日にバイトを入れやすくなりますよ。

「タウンワーク」は応募も募集ページからそのまま出来て本当に楽なので、失業保険中の短期バイト探しにぜひ使ってみてください。

まとめ

失業保険受給中のアルバイトには色々と条件があります。

アルバイトに関して『これはどうなの?』と疑問を感じたら、自分だけで判断せずハローワークの職員さんに相談するのがよいと思います。

くれぐれも不正受給の3倍返しにだけはならないように申告はしっかりしてくださいね!

それではまた!!

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この記事を書いた人
たもつ

福岡市在住。86年生まれ。2014年にうつになり失業。そこから会社に属さない生き方を目指してブログを始め個人事業主に。現在はホームページ制作などクライアントワークにも挑戦中。お仕事のご依頼受け付けてます。詳しくはプロフィールページをご確認ください。

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