僕は86年生まれで30代になった年代なんですが、最近同い年の友人たちに会うと『転職を考えている』という話を聞くことが多く、中にはすでに退職日まで決まっているという人もいます。
僕自身は28歳の時に会社を辞めてしまったこともあり、今は個人事業主として働いていますが、やっぱり30代を迎えてこのままの自分でいいのかと考えるのも事実です。
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先日、大手転職サイトの「リクナビ」などを運営する株式会社リクルートキャリアの方とお話する機会があったので、今回の記事ではそのあたりの話と、友人たちが30代で転職を考える理由について記事にしていきます。
友人たちが30代で転職を考える理由
新卒で会社に入ってから7年。
会社側から見ても、30代というのは仕事のスキルと体力的な若さのバランスの取れた戦力となる年代だと思うのですが、僕の周りの友人たちから聞く転職したい理由で多いのは「お金」と「キャリア」です。
自分より上の年代を見ても給料が上がらない
男性であっても30代に入れば結婚を意識するようになってきますが、自分の会社の40代・50代を見ていると今より給料が増えていく未来が見えず、結婚を考えることができないという友人がけっこういます。
好きで入った会社だし仕事も嫌いじゃないけれど、自分より上の世代の社員が家計で苦労してるのを見ると、どうしても考えてしまうということですね。
また、純粋な転職ではありませんが、音楽やお笑いなど芸能関係の夢を追っていた友人も、彼女と結婚したいから就職するなど、30代はお金を現実的に意識する年齢と言えます。
もっと自分の力を試してみたい
仕事もできるようになった。お金も稼げるようになった。
でもこのままこの会社で一生を終えてもいいんだろうか?
男性であれば一度は考えることなんじゃないかと思いますし、実際に会社員時代の僕も『このまま一生この会社にはいれないな』と感じていました。
年齢と転職との関係はもう少し先でも書きますが、30代での転職より40代以降の転職が難しくなるのは分かりきっていますので、自分が本当にやりたい仕事を考えるのも30歳という年齢なのかなと。
ただ、30歳というと結婚してすでに子供がいる友人も多く、中には仕事を変えたいけど家族のために自分のことは我慢してもいいという友人もいます。
それが正しいか・正しくないかはその人次第ということになりますが、その友人は誰もが知ってる大企業で順調にキャリアを重ねていますので、大きな会社で働くことがイコール満足に繋がるわけではないのも難しいところですね。
転職のプロから聞いた市場と本音
35歳から転職が難しくなるのは間違いない
もちろん能力やキャリア、転職先の業界によっても変わってくるので一般的な話にはなりますが、ターニングポイントとして35歳を超えると転職が難しくなるというのは間違いないようです。
その理由としては、転職先の企業も35歳以上の人材だとマネジメント経験などの管理能力を中心に、即戦力として期待できる人材を求める傾向があるからだそうです。
未経験の人材をじっくりと育成するなら、そりゃ若い人を採用したほうがいいのは当たり前ですからね。
そう考えると30代前半という年齢は転職をするなら今すぐ取り掛かりたい時期だと言えますし、今の会社にそのまま残るとしてもこの先何があるか分からないという点では、これまで以上に自分のキャリアが他の会社でも活きるかどうかを考えながら働く必要がありそうです。
「社外でも使えるスキルや経験がない」という方がこれから勉強するなら、ITスキル(Webスキル)はおすすめです。
今はもちろん、これから時間が経つほどIT系の人材不足は加速していくと思われますので、働きながらでも勉強しておくといいと思います。
▲Webスクールについてはこちらでまとめました。
前向きな理由じゃない転職活動について
『とりあえず今の会社を辞めたい』という理由で転職活動をしてもいいんですか?っとご質問したところ・・・
『皆さん色々な理由をつけて転職活動をされていますけど、本音を言えばとにかく今の仕事を辞めたいという人が多いです』とのこと。
20代の場合は上司への悩みが多いのだけれど、30代以降になってくると部下への悩みで転職を希望する人も増えてくるんだとか。
僕もそれで病んだので気持ちめちゃくちゃ分かります。笑
なので、前向きな理由がないけど転職をしたいと悩んでいる方も、あまり理由にはこだわる必要はないと思います。
僕の友人たちも言わないだけで、本当はただ仕事が辞めたいだけなのかもしれませんし。
1年以上かけて転職する人もいれば、けっきょく転職しない人もいる
転職活動と聞くと、会社を辞めると決めてからじゃないと始めてはいけないような気もしてしまいますが、転職サイトを利用しだして半年〜1年とじっくり時間をかけて転職を決める方もいれば、転職活動をした結果やっぱり今の会社で頑張ると決める方もいるそうです。
特に新卒からずっと同じ会社で働いてきた方にとっては、転職活動で自社以外の企業のことを知ることで視野が広がり、今までとは違った考え方ができる可能性があります。
ですので、転職をすると決断した方はもちろんですが、これからのことを悩んでいる方こそ実際に転職活動をしてみることが大事かもしれませんね。
今回、株式会社リクルートキャリアの方にお話を聞いたこともあり少し宣伝も入りますが、僕が友人にもおすすめできると感じた部分があったので簡単に転職サービスを紹介させていただきます。
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は1人1人にキャリアアドバイザーという担当者がついてくれるのが特徴で、自分に合った求人を勧めてくれるのはもちろん、職務経歴書や履歴書の作成、面接の対策や入社後の給料の交渉までやってくれるというメリットがあります。
キャリアアドバイザーは各業界に詳しい人ばかりなので専門の知識があるのは当たり前なのですが、僕がいいなと感じたのは自分のこれまでの職歴を客観的に判断してもらえるという点です。
自分のスキルや経験が他社でも活きるのかどうかを、第三者の目で見てもらえるのはいいですよね。
また、「リクルートエージェント」を利用した人の中には、接客業でのマネジメント経験や対人スキルを活かして介護施設のマネージャーとして働くようになった方がいるなど、自分では想像しなかったけど向いている仕事に出会える可能性があるのも、アドバイスをしてくれる人がいるからこそだと思います。
転職を押し付けられたりしないか?
担当者が付くと聞くと転職を強く勧められそうなイメージがあったので質問してみたのですが、『そういうことは絶対にありません』という回答でした。
理由としては意思がない人は転職できないと分かっているからだそう。
確かに言われてみれば、転職する気がないような人を企業に紹介しても意味がないですもんね。
「リクルートエージェント」は最初から最後まで無料で利用できますし、特にこれからどういうキャリアを選んでいくか迷っている方や、初めての転職で上手くいくか不安という方には良いサービスだと思いますよ!
リクナビNEXT
アドバイザーに相談するよりも自分のペースで転職活動がしたいという方には「リクナビNEXT」というサービスもあります。
転職サイトの中でも有名ですし、CMもバンバン流れてるのでご存知の方も多いと思いますが、以下の記事で詳しく解説しているのでこちらもチェックしてみてください。
まとめ
転職活動をする。
今の会社でこのまま頑張る。
会社を辞めて独立する。
どの決断をしても正解かどうかは分かりませんが、僕自身がいつも思っているのは、やりたかったのにやらなかった後悔はしたくないなということ。
振り返ったときにいい30代だったと言えるよう、お互いに頑張っていきましょう!
それではまた!!
▲退職前後の手続きはこちらの記事でまとめています。
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