初めての1人暮らしには不動産屋に払う初期費用のほかに、家具や家電など揃えなくてはいけない物も多いので、かなりお金がかかります。
結論から言うと最低でも30万。余裕をもって50万は貯めておきたいところです。
『そんなにかかるのか!?』って感じですよね?
僕も初めて実家を出たときはそう思いました。
僕は一度仕事を辞めて実家に戻ったこともあり、引越しだけで言うと4回、そのうち家具や家電も2回揃えましたので、その経験も踏まえて「初めての1人暮らしに必要な初期費用」について解説していきます。
初めての1人暮らしに必要な3つの費用
初めての1人暮らしに必要な費用には大きく分けて3つあります。
- 家の契約時に払う初期費用
- 家具・家電、生活用品を買う費用
- 引っ越し費用
この後1つ1つ説明していきますが、家の選び方、必要な家具・家電などによってかかるお金は変わってきますので、自分の場合はどうかも考えながら読んでみてください。
家の契約時に払う初期費用
初めて1人暮らしをする際に1番お金がかかるのが、この「家の契約時に払う初期費用」だと思います。
というのも家具や家電なら安い物を買ったり、そもそも買わないなど自分で調節できますが、契約時に払うお金は向こうが決めた金額を払うしかないからです。
では初期費用の内訳を見てみましょう。
敷金 | 家賃の0〜3ヶ月分 |
---|---|
礼金 | 家賃の0〜3ヶ月分 |
前家賃 | 1ヶ月分の家賃+日割り |
火災保険 | 15,000円〜20,000円 |
鍵交換代 | 15,000円〜20,000円 |
消毒代 | 10,000円〜20,000円 |
賃貸保証料 | 家賃の0.5ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃の0.5ヶ月分〜1ヶ月分 |
敷金・礼金をどちらか1ヶ月分として計算してみると…
家賃4万円の場合 ⇒約20万円
家賃6万円の場合 ⇒約29万円
となります。
初期費用は不動産屋や物件のオーナーによって様々なので、これより安くなる可能性は十分にありますが、家の契約をするだけでかなりのお金が必要なのは間違いありません。
では契約時に払うお金が妥当かどうか判断するためにも、それぞれの項目について簡単に解説していきます。
(知ってる部分は飛ばしてください)
敷金・礼金
- 敷金⇒ 退去時にかかる修繕費に使われる(使わなかった分は返金)
- 礼金⇒ 物件のオーナーに支払う『お礼金』
部屋を出る時に物件を管理している会社からのチェックが入り、壁に傷をつけたり何か壊してしまっている場合などは修繕費を請求されることがあります。
(僕も3回部屋を出た中で1回だけ請求されました)
もし入居時に敷金を払っていた場合にはそこから修繕費が支払われ、余ったり使わなかった際には返金されますので、敷金は払っていても損はしません。
礼金は物件のオーナーに対するお礼金なので、戻ってくることもなければ特に意味もないです。
古い時代の習慣みたいなもんですね。
僕も『いつの時代やねん!』と思って必要ないと思っていたのですが、実はいま住んでる物件に入居した際は礼金を1.5ヶ月分払っています。
というのも今の家は築年数は古いものの、中はフルリノベされていてめちゃくちゃキレイ。
オーナーとしてもお金をかけた分、ちょっとでも礼金で回収したいということだったようです。
もちろん礼金を払いたくないから他の部屋にするという選択肢もあったのですが、どうしても今の部屋に住みたくて泣く泣く礼金を払いました。笑
今は敷金・礼金ゼロ物件もかなりの数ありますので、初期費用を抑えたい方は最初からその条件に絞って探してみてください。
前家賃・仲介手数料
1人暮らしをするまでは知らなかったのですが、家賃は基本的に1ヶ月分を前払いするようになっています。(10月分の家賃は9月に払う)
なので契約時のまだ住んでない段階から、前もって家賃を支払う必要があるわけです。
さらに月の途中から入居する場合には、今月の日割り家賃+翌月の1ヶ月分を払わなくてはいけません。
(9月15日入居の場合、9月の半月分と10月分で1.5ヶ月分の家賃を前払いする)
仲介手数料とはその名の通り、家を探すのを手伝って(仲介して)くれた不動産屋に払う手数料のこと。
基本的には家賃の1ヶ月分ですが、キャンペーンなどで0.5ヶ月分になっている時もあります。
火災保険・賃貸保証料
火災保険は2年契約で15,000円〜20,000円ぐらい。
向こうから『この保険』と指定されるので自分で選ぶ必要はありません。
(もしかすると断って自分で決めた保険に加入することも出来るかも?)
次に賃貸保証料ですが、これは僕たち借りる側を保証するわけでなく、貸す側(管理会社やオーナー)を保証する制度です。
もし僕たち入居者が家賃の滞納をした場合、間に保証会社を付けておくと、貸す側は保証会社から家賃を受けとることができます。
んで保証会社は家賃を入居者から手数料込みの金額で回収するという流れ。
要は貸す側からすると保証会社がいることで、家賃を貰えないリスクがなくなって安心ということですね。
昔は連帯保証人とかだったんでしょうけど、最近はこの保証会社を付けるのが主流になっています。
でもこっちからすると、滞納する気とかないのに家賃の半月分も取られて辛いシステムですが、今はほぼどこで契約しても同じなので仕方ないですね…
鍵交換代・消毒代
前に住んでいた人と同じ鍵じゃ気持ち悪いので、交換は必ずするべきだとは思いますが、実は鍵交換代は貸す側が負担すべしと国からは言われているそうです。
ですが、どこも当たり前に初期費用に入れている項目なので、ゴネても何ともならないことも多いのが現状かと。
消毒代は害虫駆除などのための費用と思っていいでしょう。
ただ、どこまでやってるのか分からないですし、断って自分でやるのも手だと思うのですが、これも強制になっていて削れない場合が多いです。
家具や家電、生活用品を買うための費用
次に家具や家電を購入する費用についてです。
ここでいくら必要かはどれくらい最初から揃えるかにもよりますので、必ず購入したいモノ、できれば購入したいモノに分けて考えてみます。
必ず購入したい家具・家電
冷蔵庫 | 2〜3万円 |
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洗濯機 | 2〜3万円 |
電子レンジ | 5,000円〜1万円 |
炊飯器 | 5,000円〜1万円 |
生活用品一式 | 2〜3万円 |
冷蔵庫・洗濯機は必須として、レンジがないと冷蔵庫で保存した食べ物を温められませんし、食費を浮かせるためにも炊飯器は買ってお米だけは炊いたほうがいいです。
あとはカーテンやタオル、台所用品など最初は揃えなくちゃいけない小物がたくさんあるので、これも結構お金がかかります。
これだけで7万円なので、家賃4万円の場合の初期費用(20万)と合わせて27万円です。
できれば購入したい家具・家電
テレビ | 3〜5万円 |
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掃除機 | 5,000円〜10,000円 |
ベッド | 3〜5万円 |
テーブル | 5,000円〜10,000円 |
テレビは最悪見なければいいですし、掃除機はクイックルワイパーやコロコロで代用できます。
ベッドも最初は実家から布団を持ってくるとかでいいかなと。
これらも全て買うなら、家具・家電合わせて17万〜20万の予算は計算しておきましょう。
ただ僕もそうでしたが、若い頃なら最初から全部を揃えようとするよりも、余裕ができたら1つずつ揃えていくでいいと思います。
そのほうが集めていく楽しみもありますしね。笑
あとは周りで使ってない家電を譲ってくれる人がいないか聞いて見たり、新品じゃなくてリサイクルショップを利用するともっと安く済みますので、色々と検討してみてください!
引っ越し費用
初めての1人暮らしなら冷蔵庫や洗濯機などの重たい家電は新しく買うことになりますので、身の回りの荷物ぐらいなら車で運んだり、宅配便で送ってしまえば引っ越し業者を使うほどではないと思います。
なので引っ越し費用はほぼ考えなくていいかなと。
ただ、県外への引っ越しだったり、ベッドなど大きな家具を実家から持っていくなら自分では大変なので、引っ越し業者を使ってもいいかもしれません。
一人分の荷物なんてたかが知れていて、作業員も最小の2人とかなので、それほど高くはないですよ!
(僕は福岡市内で引っ越しをして18,000円ぐらいでした)
生活費のための貯金も必ずしておくこと!
初期費用のお金は貯まったからすぐに1人暮らしを始めよう…
って思ったらちょっと待ってください!
いざ1人暮らしを始めてしまったら、実家にいる時よりも間違いなく出費は増えます。
- 家賃
- 光熱費:1万円
- 食費:2〜3万円
これに今までも払っていた携帯代、飲み会などの交際費、美容代などが加わってきますので、なにかイレギュラーな出費があった時に貯金がゼロだと、すぐにお金に困るような事態になりかねません。
家賃・光熱費・食費を含め、自分が1人暮らしを始めたらいくらで生活できるかを計算して、初期費用以外に最低でも生活費の2〜3ヶ月分は貯金をしておきたいところです。
僕も20代の頃よくありましたが、お金に余裕がなくなると気持ちも暗くなります。
実家にいる間は貯金が出来るチャンスですので、多少は先延ばしになっても余裕をもった新生活をスタートさせましょう!
まとめ
記事の最初にも書きましたが、家賃4〜5万円でも初期費用と家電で30万近くはかかってしまうので、1人暮らしをしたいと思ったら、まずは意識して貯金をしていくことが大切です。
参考 まずは月収6ヶ月分を目指す!貯金ができない方にもおすすめの方法 (サブブログ)
次の記事では『初めて家を探すときのポイント』について記事にします。
※現在記事を作成中です
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