いきなりですが、職業訓練が終わった時に、次の就職先が決まってる人ってどれくらいいると思いますか?
僕が受講した「パソコン初級科」の場合、受講生25名の内、卒業時に就職が決まっていた人は10人以下でした。
つまり2/3の人は卒業後も就職活動を続けていたことになります。
受講内容が悪いとか、講師が悪かったとかそういう話ではありません。
期間中に受講生がどのような考えで過ごしていたかによって明暗が別れるのです。
今回は実際に職業訓練校を受講した僕の体験を元に、再就職を目指す上で大切な受講中の過ごし方についてお話していきます。
職業訓練校を卒業する必要はない
「実際に3ヶ月受講した僕が公共職業訓練校をおすすめする5つの理由」でも書いた通り、勉強したい内容であれば職業訓練を受講することにはメリットがあると僕は考えています。
しかし、職業訓練校を卒業することには意味がありません。
職業訓練は高校や大学のように、卒業することで経歴として残せるものではないので、次の仕事に活かせるスキルや資格を身につけることが目的なのです。
これは僕が勝手に思っていることではなく、職業訓練の中で講師の方も、訓練中に入社したい会社があれば積極的に就職活動をするべきと言っていました。
なので訓練終了→再就職ではなく、訓練中でも条件に合う会社があれば就職活動をする意識が重要です。
授業は期間ギリギリまで行われるワケではない
あくまで僕が受講した「パソコン初級科」の話にはなりますが、3ヶ月間の期間中、授業があったのは2ヶ月間のみで、残りの1ヶ月間は資格取得のための自習と、就職活動のための履歴書や職務経歴書の作成をする時間でした。
他の職業訓練を受けたことがないので確証はないのですが、期間ギリギリまで授業をしては卒業するまでは就職活動が出来なくなることになるので、どの講座でも最後まで授業が行われることはないと思われます。
そうなると多くの人は授業が一段落し、最後の1ヶ月になって就職活動を本格化させることになるのですが、これが卒業時に就職先が決まっていない大きな原因です。
そんなに上手く1ヶ月後に入社できる会社を見つけられない
もちろん会社を全く選ばなければ違うでしょうが、自分の条件にあった会社となると、そんなにタイミングよく求人があるでしょうか?
人によっては、職業訓練が終わると同時に失業保険の受給が終了してしまうので、すぐに働ける場所を探さなくてはいけません。
でも時期によって求人は変わってくるので、卒業のタイミングで入社できる会社を見つけられず、結局アルバイトで生活費を稼ぎながら就職活動をしなければならなくなった受講生もたくさんいました。
そんな方も、もっと早くから自分に合った求人を探してさえいれば、例え卒業前であったとしても、授業が終わり必要なスキルは学んだ段階で再就職できたかもしれません。
ですので授業を受けている段階であっても、自分に合った求人が出ていないか情報収集をしておくことが重要です。
また、卒業までに就職を決めていた受講生はハローワークの求人だけでなく転職サイトを上手に活用していたので、まだ利用していなければ登録しておくことを強くおすすめします。
▲登路するだけでもOKな転職サイトをまとめてます。
まとめ
- 職業訓練中でも条件が合えば積極的に就職活動をする
- そのためにも情報収集は常に行っておく
- ハローワークと転職サイトの両方を利用する
まだ時間はあると思ってゆっくりしていると、あっという間に卒業の時期は来てしまいます。
最高のスタートを切るためには、早め早めの準備が何よりも肝心ですよ!
それではまた!!
▲受給日数が残ってるうちに再就職すれば手当も貰えます。
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