あの頃が蘇る!青春小説のおすすめ10選!【恋愛・スポーツ・旅】

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小説のおすすめ記事も数記事書いてきましたが、今回は青春小説のおすすめをご紹介していきたいと思います。

 

誰もが持っている青春時代の思い出。

懐かしいような、少し切ないような。

 

そんな想いにさせてくれる名作を10作品あげていきます!

 

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きみの友だち/重松清

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない…。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。

 

主人公の女の子が小学生から就職して大人になるまでを、短編として章ごとに中心となる人物を変えながら描かれる作品。

 

思春期の悩みで1番大きいのは『友だち』関係での悩みだと思います。

たくさん友だちがいるのが幸せなのか。1人でも『親友』と呼べる友だちがいればいいのか。はたまた1人でもいいのか。

 

重松作品のすごい所は、決してこれが正解という表現はせず、色んな友だちとのあり方を認めていること。

今では記憶の片隅に追いやられている、学生時代の友だちとの思い出を思い起こさせてくれる作品です。

 

夜のピクニック/恩田陸

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

 

僕の学校には歩行祭なるイベントはありませんでしたが、体育祭など学校行事でのあれこれを思い出しちゃいました。

友だちと歩くのもいいけど、好きな人と一緒に歩きたい。

 

分かる!

分かるよその気持ちぃぃぃ(*´Д`)

 

小説だとしても、たった一晩の出来事でここまで書ききる恩田陸という人は、見事というほかない。

 

風が強く吹いている/三浦しをん

箱根駅伝を走りたい―そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく…風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」―純度100パーセントの疾走青春小説。

 

飛行機の中での暇つぶしのために、空港の本屋でなんとなく手に取ったら、飛行機の中では読み終わらず先が気になっちゃって、着いた先の空港でも読み続けてた作品。笑

 

素人集団が箱根駅伝を目指すというありがちな設定なのですが、Amazonレビューを見ると箱根経験者でも絶賛するほどの内容になっています。

 

正直マラソンって苦しいだけで嫌いだったんですが、自分のためだけではなくこれまで走ってくれた仲間のために、そして自分を待っている次の仲間のために『襷(たすき)』を繋いでいく姿に、僕も駅伝やっとけばよかったと本気で思いました。

正月の箱根駅伝をテレビで観るたびに思い出す良作です。

 

一瞬の風になれ/佐藤多佳子(全3巻)

春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。青春陸上小説、第一部、スタート!

 

「風が強く吹いている」と同じ陸上競技の小説ですが、こちらは短距離走のお話。

 

主人公の高校生が、日々努力しながら駆け上がっていく内容なんですが、彼は天才でもなんでもなく努力型。

逆に自分の兄や幼なじみなど、才能ある天才との差を感じて挫折した状態からスタートします。

 

3巻までありますが、ホントあっという間に読み終えますよ!

タイトルの通り、小説なのに読んでて『一瞬の風』を感じる作品。

 

バッテリー/あさのあつこ(全6巻)

そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。子どもだとか小学生だとか中学生だとか、関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ。多感な時期を野球に明け暮れてすごす少年たちを、生き生きと描き出す。

 

NHKでドラマ化されていたのを観て、読みだした作品。

 

元々は児童書なんですが、大人が読んでも間違いなく面白いです。

青春小説の傑作とまで呼ばれていますので。

 

『おれの球だけを見ろよ』

天才ピッチャーゆえの苦悩と、バッテリーを組むキャッチャー少年との友情。

 

全6巻と少し長いですが、まずは1巻だけでも読んでみてください。

 

深夜特急/沢木耕太郎(全6巻)

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く―。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや…。1年以上にわたるユーラシア放浪が、今始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ。

 

本人の旅を本にしたものなので、小説でもガイドブックでもないのですが、この本ほど旅(放浪)に行きたくなる本はないと言い切れます。

 

僕自身も19歳の頃にこの本に出会い、20歳の時ピースボートという船に乗ってではありますが、世界一周してしまったこともあって、青春と聞くとこの本を思い出してしまう。

Amazonレビューにも書かれてますが、マジでこれ読んじゃうと会社辞めて今すぐ出発したくなるんで注意してください!笑

 

鴨川ホルモー/万城目学

謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり!

 

まず「ホルモー」とはなんぞやって話なんですが、「ホルモー」とは「オニ」を使って戦う団体競技のこと。

その設定から分かる通り、バカバカしいけどなんか笑える娯楽小説の傑作です。

 

大学サークルを中心にした話なので、サークルでの人間関係、恋愛など大学生活を思い出してしまうのもポイント。

ゆるく読めますので、普段あまり小説を読まない方にもオススメです!

 

4TEEN/石田衣良

東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない―。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。

 

レビューを見ると厳しい評価も多いけど、僕は大好きな作品。

直木賞を受賞したりするとたくさんの方が読まれるので、評価が別れるのは仕方ないのかも。

 

内容は14歳、中学生の4人の少年たちが、「空だって飛べるかもしれない」と、自分たちの現実を少しでも変えようとチャレンジする内容。

『そんなんあり得んやろ!』という意見も分かるのですが、確かに中学生ぐらいの時ってこれからなんでも出来るって思ってた気がする。

 

でも大人になった今だってやれることがきっとあるんだよ。

そういうメッセージが込められている作品だと僕は思っています。

 

気に入った方は、16歳になったその後を描いた「6TEEN」もあります!

 

ボックス!/百田尚樹(全2巻)

天才的なボクシングセンス、だけどお調子者の鏑矢義平と、勉強は得意、だけど運動は苦手な木樽優紀。真逆な性格の幼なじみ二人が恵美寿高校僕シング部に入部した。一年生ながら圧倒的な強さで勝ち続ける鏑矢の目標は「高校3年間で八冠を獲ること」。だが彼の前に高校ボクシング界最強の男、稲村が現れる。

 

高校僕シング部のアマチュアボクシングをテーマにした作品。

ボクシングはたまにテレビで観る程度なんですが、全くルールが分からない方でも作品の中で分かりやすく解説されているので問題はありません。

 

男性なら一度は憧れる肉体的な強さ。

勉強しかできない主人公が少しずつ強くなっていく様には胸が熱くなります。

 

上下巻ですがホント一瞬で読み終えてしまったので、百田尚樹恐るべしという他ありません。

 

レボリューション №3/金城一紀

「君たち、世界を変えてみたくはないか?」オチコボレ男子高に通い、死んだような毎日を送っていた「僕たち」は生物教師ドクター・モローの言葉で突如生き返り、世界を変えるために行動を開始する。その方法は―難攻不落のお嬢様女子高の学園祭に潜入してナンパをすること!果たして「僕たち」の潜入作戦は成功するのだろうか!?革命的おバカストーリーが炸裂する、ザ・ゾンビーズ・シリーズ第1弾。

 

「GO」を書いた金城一紀の作品。

もうこれぞまさしく青春小説!!

 

バカで落ちこぼれ集団であるゾンビーズが、先生の「世界は自分たちで変えられる」の一言で輝きだす。

全編通して難しい内容は一切なく、笑いと勢いだけで突き進みます。

 

僕はこのシリーズが大好きでして、読み終える頃には自分もゾンビーズの一員のような、終わってしまい別れるのが寂しいような、そんな気持ちにさせてくれる名作です。

 

続編の「フライ,ダディ,フライ」は映画化されたことでも有名ですが、同じゾンビーズシリーズで話が続いていますので、1作目から読むのがオススメです。

 

まとめ

青春小説のオススメを10作品ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

どの作品もあの頃を思い出させてくれたり、熱い想いにさせてくれる名作ばかりですので、気になった作品は読んでみてもらえると僕も嬉しいです!

 

それではまた!!

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この記事を書いた人
たもつ

福岡市在住。86年生まれ。2014年にうつになり失業。そこから会社に属さない生き方を目指してブログを始め個人事業主に。現在はホームページ制作などクライアントワークにも挑戦中。お仕事のご依頼受け付けてます。詳しくはプロフィールページをご確認ください。

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