面白すぎて途中でやめられない!貴志祐介のおすすめ小説まとめ!

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具体的にこういう要素をもった小説は名作だ!

って言い切ることは難しいんですが、自分の中ではいい小説の基準のようなものがあります。

 

それは読んでる途中に『読み終わりたくない』『いつまでもこの作品の世界に浸っていたい』と思ってしまうような作品です。

 

先が気になって仕方ないからどんどんページをめくっちゃうんだけど、残りのページが少なくなってくると、もう現実に戻らないといけないのかと、いきなり寂しくなっちゃう作品があるんですよね。笑

それだけ小説の世界の中に引き込まれる作品とも言えます。

 

僕は好きな作家を1人だけ挙げるとしたら、間違いなく「貴志祐介」と答えるぐらい大好きなんですが、彼の作品も独特の世界を持った、読み終えたくないと思ってしまったものが多いです。

 

っということで今回は、そんな貴志祐介作品の中から夜更かし必須のおすすめタイトルをご紹介していきます!

 

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新世界より【上・中・下巻】

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力」を得るに至った人類が手にした平和。念動力の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた…隠された先史文明の一端を知るまでは。

 

僕が貴志祐介にハマるきっかけになった超絶おすすめタイトル。

上中下巻と3冊もあって、1冊あたりのページ数も多いんですが、マジで徹夜しながらたった2日で読みきってしまいました!

 

なぜ人間は超能力を手に入れたのか?

この世界の成り立ちは?

大人たちが隠している真実とはなにか…

 

SF的な世界観ながらも、読んでいるうちに自分もそこにいるかのように感じてしまいますし、後半のバトルシーンではさすがはホラー作家の貴志祐介と言うべき手に汗握る展開の連続です。

この本の記憶を消し去って、もう一度初めから読み直したいというぐらいにおすすめの作品なので、未読の方は騙されたと思ってまず上巻を読んでみてください!

 

クリムゾンの迷宮

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決める―!

 

9人の男女が集められた理由も分からず、一方的に送らてくるメッセージをもとに、出口を目指して生き残るためのサバイバルゲームを行うという話。

内容自体はよくある感じなんですが、安っぽく感じてしまう作品が多い中、貴志祐介が書くと一味違う。

 

Amazon評価を見てもらうと分かるんですが、ちょっと暇つぶしに買ってみたら、最後まで一気に読みきってしまったという方がなんと多いことか!

ちなみに僕もその日のうちに読んでしまいました。

 

同じようなタイトルとして「バトル・ロワイアル」「インシテミル」が挙げられていますが、結末が気になるミステリー要素や、恐怖の描写は「クリムゾンの迷宮」が一枚も二枚も上手だと思いますね。

寝不足になるので休みの前の日の夜にゆっくり読んでください!

 

黒い家

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。

 

上の2作品は架空世界での謎や恐怖を描いた作品なんですが、「黒い家」は現実に起こりうる恐怖を描いています。

角川ホラー文庫から発売されているので、幽霊とかそういう怖さかと思いきや、人間ってここまで悪になれるのか?っていう人の怖さがハンパないですね。

 

生命保険を題材にした作品なので、前半はちょっと辛い部分もあるんですが、中盤から後半にかけては主人公と同じ気持ちになって恐怖が目に浮かびまくります。

でも追い立てられるようにページをめくっちゃうんですよこれが!

 

僕は映画は観てないんですが、映画版よりも小説版が面白いと評価している方も多いので、未読の方はこの恐怖をぜひ味わってみてください。

 

天使の囀り

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?

 

正直に言って万人におすすめできる小説じゃないんですが、貴志祐介を紹介してるのにこの作品について書かないのもどうかと思うので…

っというのも途中けっこうグロいんですよ。

 

ただ、途中で止めることができないのはこの作品も同じで、絶対この先やばいからもう見たくないって思いながらも、手が勝手にページをめくるんです!

この作品に限った話じゃないんですが、貴志祐介は冷静に考えればありえない設定を、すっと違和感なく受け入れせるのが本当に上手い。

 

散々煽りましたがラストは切なくて、読み終わったときには不思議と悪い気持ちでは終わりませんので、やっぱり「天使の囀り」も読んでみてください。

 

ダークゾーン【上・下巻】

「戦え。戦い続けろ」プロ将棋棋士の卵・塚田は、赤い異形の戦士と化して、闇の中で目覚めた。突如、謎の廃墟で開始される青い軍団との闘い。敵として生き返る「駒」、戦果に応じた強力化など、奇妙なルールの下で続く七番勝負。頭脳戦、心理戦、そして奇襲戦。“軍艦島”で繰り広げられる地獄のバトル。圧巻の世界観で鬼才が贈る最強エンターテインメント!

 

最後はホラーではなく読みやすい作品をご紹介。

「クリムゾンの迷宮」のように目が覚めると知らない場所にいて…という展開は似ているのですが、こちらは登場人物が将棋の駒の桂馬・飛車・角などのようにそれぞれ特徴を持ち、相手チームの王将を倒して勝ちを目指すゲーム要素が強い作品。

 

貴志祐介作品特有の先が気になる展開や、そう来たか!っと思わせるラストもないんですが、7番勝負の中で作戦を練ったり、新しいルールに気付いてバトルが変化していくのは、純粋にエンタメ小説として面白いです。

 

貴志祐介らしくないということで、Amazonの評価もイマイチだったりするんですが、僕は上下巻ともに楽しめましたので、ホラーは苦手だけど貴志祐介を読んでみたいという方には一押しです。

 

まとめ

貴志祐介の中から5作品をピックアップしてご紹介しましたが、やっぱりまずは「新世界より」を読んでみてほしいですね!

それで世界観とかハラハラ・ドキドキする展開が気に入った方は、他の作品も手に取ってもらえればなと思います。

 

ちなみに「青の炎」はミステリー小説のおすすめ記事の中で紹介しているので、この記事の中ではあえて紹介しませんでしたが、間違いなく名作なので合わせてチェックしてみてください。

 

貴志祐介はどれも読み出したら夢中になってしまう作品ばかりなので、週末や年末年始なんかのまとまった休みに腰を据えて読むのがおすすめですよ!

 

それではまた!!

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この記事を書いた人
たもつ

福岡市在住。86年生まれ。2014年にうつになり失業。そこから会社に属さない生き方を目指してブログを始め個人事業主に。現在はホームページ制作などクライアントワークにも挑戦中。お仕事のご依頼受け付けてます。詳しくはプロフィールページをご確認ください。

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