一気読み必須!どんでん返しが凄いミステリー小説のおすすめ10選!

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どんでん返し

前回は『泣ける小説のおすすめ作品』をご紹介したのですが、20歳で小説にハマって以来、休日のほとんどをカフェでの読書にあててきた僕には、まだまだご紹介したい作品がたくさんあります。笑

 

ということで今回は、ミステリー小説の中でおすすめの作品をご紹介していきます!

僕自身がそうなんですが、難しすぎる小説は苦手なので、読みやすい、だけど驚かされる小説から選んでいます。

 

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イニシエーション・ラブ/乾くるみ

僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。
「必ず2回読みたくなる」と評された驚愕のミステリー

 

2015年に映画化されて話題になった作品。

ミステリーはネタバレすると面白さがなくなるので全体的にそうなのですが、この作品は特に読む前にAmazonレビューなどを見てはいけません。

 

というのも、ほんの少しでも意識して読んでしまうと台無しになってしまう巧妙な仕掛けがあるのです…

最後の最後でのタネ明かしで驚かされるので、ラストをちら見してもいけませんよ!笑

 

気に入った方は、「セカンド・ラブ」もおすすめです。

 

十角館の殺人/綾辻行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。

 

1987年刊行と古い作品なので、存在は知っていたものの手に取らずにいたのですが、あまりに色んなところで絶賛されているものだからついに購入。

 

著者のデビュー作だけあって、他の方が言うように確かに粗は目立つ。

でも最後に完璧に騙されていた時の衝撃と言ったらもう!

 

まさかこうくるとは…

そんな気持ちをぜひ味わってください。

 

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。 

 

僕の中で伊坂作品は当たり外れがあるんですが、ミステリーとして選ぶのならこの作品かと。

2つの物語がだんだんと1つになっていき、なおかつそれぞれの伏線をきっちり回収していくのは見事としか言いようがない。

 

ただ、登場人物に惹きつけられるほどの魅力がなかったのが少し残念なところ。

ミステリーではないですが、僕が1番好きな伊坂作品は「魔王」ですかね。

 

ハサミ男/殊能将之

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

 

猟奇殺人犯のお話ですが、そこまで残酷なシーンはないので、そういうのが苦手な方でも読みやすいと思います。

 

他の方のレビューでもあったのですが、読む前の状態に戻ってもう一度読み直したい!

そこまで思わされる名作です。

 

特に普段ミステリーを読まない方にも読んで欲しい1冊。

あー、ホント全て忘れて読み直したい。笑

 

白夜行/東野圭吾

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。 

 

東野圭吾には「容疑者Xの献身」など、ミステリーとして優れた作品がたくさんあるのですが、僕が1番印象に残っているのはこの「白夜行」。

買った時は、こんなに分厚い本を読めるのだろうかと思ったんですが、あっという間に読み終えてしまいました。

 

内容は暗く、重く、救いのない話なんですが、2人はどうなってしまうのか、最後までその世界観に引き込まれる作品です。

ドラマ版もよかったですが小説版は展開も少し違いますし、読んだことのない方にはおすすめの1冊。

 

続編の「幻夜」もありますので、こちらも是非。

 

青の炎/貴志祐介

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

 

「白夜行」を出したので、暗く悲しいが間違いなく名作な「青の炎」も紹介しておきます。

物語は全て犯人側の少年の視点で描かれ、前半は完全犯罪を目指す少年のまさしくミステリーな展開。

 

なんだ、そんなに重たくないじゃんと思っていたのですが、後半そんな思いは打ち砕かれます。

家族を守りたかった少年の想い、でも殺人を犯す前に戻りたいと切に願う少年の想い。

 

捉え方は人それぞれでしょうが、自分が同じ状況ならと、どうしても考えてしまいます。

とてつもなく切ないですが、読んでよかったと思える。

そんな作品です。

 

貴志祐介作品については別の記事でも紹介しています!

関連 面白すぎて途中でやめられない!貴志祐介のおすすめ小説まとめ!

 

向日葵の咲かない夏/道尾秀介

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

 

レビューを見てると人によって評価が異なるようですが、僕はこれを読んだことで道尾秀介のファンに。

たしかに序盤から中盤にかけてグロい展開が続くのですが、終盤の謎の嵐とそれを回収していく伏線、そして最後の最後にも伏線の回収と、僕は一気に読み終えてしまいました。

 

万人が読んでよかったと思えるかは分かりませんが、レビューの低さを見て読まずにいるのであればもったいないかと。

同じ道尾秀介でも「カラスの親指」はエンタメ要素のあるミステリーなので、こちらもおすすめ。

 

七回死んだ男/西澤保彦

同一人物が連続死! 恐るべき殺人の環。殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵。どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう、渕上零治郎老人――。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは! 時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。

 

こちらもちょっと古い作品ですが、ミステリー好きの中ではよく語られる名作。

時間がループするというSF要素と、ミステリー要素がうまく結び付けられています。

 

ちょっと暗いお話のご紹介が続いてしまったのですが、こちらはコメディ感覚で楽しめますのでご安心ください。

これで終わりなのか…、と思わせておき、最後の最後での謎解きにはお見事という感じでした。

 

古い作品なので書店に置いてない場合には、Kindle版で読んでみてはいかがでしょう。

 

13階段/高野和明

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。2人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。

 

江戸川乱歩賞を受賞した作品の中でも別格と評される作品。

僕も存在はずいぶん前から知っていたのに読んでなかったんですが、なんでもっと早く読まなかったのかと後悔するほど面白いです。

 

死刑執行までに残された時間の中で本当の犯人を見つけ出すことができるのか…

この作品ほど読み出したら止められない作品ってないかも。

名作はやっぱり名作でした。

 

噂/荻原浩

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

 

「噂」はミステリー好きのおすすめの中でもあまり上がってこないのですが、僕が読んだミステリー作品の中でも1番衝撃を受けた作品なので、敢えて最後にもってきました。

 

読んだきっかけは読書好きの知り合いからのおすすめだったのですが、本の帯に「衝撃のラスト一行に注目」と書いてある通り、それまで読んできた内容を全てひっくり返されるほどのどんでん返しです。

 

それから友だちにミステリーのおすすめと聞かれるたびにすすめてるんですけど、Amazonレビューでイマイチと書いてる方は、この話の本当の仕掛けに気付いてないんじゃないかと思います。

読んだ友だちでも、説明しなければ最後の一行を読んでも気付かない人もいますし。

 

最後の一行の意味を理解して、もう1回読み直すと全く別の視点として書いてあることに気づく。

それこそが「噂」の衝撃なのです。

 

全力でおすすめしますので、ミステリーを普段読まない方でも読んでみてください!!

 

まとめ

僕が大好きなミステリー小説を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

ミステリーだと思って、ダマされないように注意深く読んでいくんだけど、それでもダマされる。

そんな名作ばかりですので、気になった作品があればぜひ読んでみてください。

 

それではまた!!

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この記事を書いた人
たもつ

福岡市在住。86年生まれ。2014年にうつになり失業。そこから会社に属さない生き方を目指してブログを始め個人事業主に。現在はホームページ制作などクライアントワークにも挑戦中。お仕事のご依頼受け付けてます。詳しくはプロフィールページをご確認ください。

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