20代前半の頃の話になりますが、僕は風俗で出会った女性を本気で好きになったことがあります。
今回この記事を書いておこうと思ったのは別に話題になりそうだからでも何でもなく、出会った場所がどこであっても、人は真剣に恋をすることができるというお話をしたいためです。
そもそも男性が風俗店に行くことに嫌悪感を抱く方もいらっしゃるでしょうし、こうしたら風俗で働く女性と付き合えるというノウハウを書くワケでもありません。
(官能的な話についても一切書いてありません)
ただ、当時の僕のように好きになってしまった女性が夜の世界で働いていることで、交際するかどうか悩んでいる方もいるかもしれない。
そう思って記事を書いています。
また、僕は顔出し・名前出しをしていないので、付き合っていた彼女が誰なのかバレる可能性は限りなく低いとは思いますが、個人を特定させないために固有名詞はもちろん、書いていない内容があることはご了承ください。
彼女との出逢い
風俗に行くのはそれまで、友だちや職場の同僚との酔った勢いでしか行ったことがなかったのですが、3年ほど彼女がいなかった僕は初めて1人でお店に行くことを決意します。
今考えると決意するほどのことでも何でもないのですが。笑
福岡には「中洲」という日本でも有数の歓楽街がありますが、オフィスやショッピングモールが近くにあったりと、いつどこで誰に見られるか分かりません。
しかもこっちは1人で行くのです。
本気です。笑
ということで、バレないために違う地域のお店に行くことに。
「中洲」ならまだしも、その地域ではどんなお店があるのか、どんな女性がいるのかも分からないので、インターネットサイトで調べたあるお店の1番人気の女性を予約します。
行ったことのない方のために書いておくと、予約をしていたとしても、お店に着いてから女性の準備ができるまで待合室で待たされるんですね。
時間にしたら10分、20分なんですが、めちゃくちゃ緊張するんですよこれが。
2回も3回もトイレに行ったりなんかして…笑
時間がくると店員から呼び出しがあって、店の奥に案内されるのですが、女性がいるカーテンの前に立った時、緊張は最高潮に…
これから現れる女性と行為をすることが決まってるというのは、今思い出してもドキドキするような、なんというか不思議な感覚です。
そんな童貞男子の如く棒立ちしているボクの前に現れたのは、笑顔が可愛いとっても優しそうな人でした。
部屋の中でのことは省略しますが、この時は行為云々を抜きにしても本当に楽しかった。
さすがはNo.1と言いますか、この人ともっと一緒にいたいと思ってしまったんですね。
お店を出てから帰ってる時は、また会いたい、もう会えないと思うと寂しくてしょうがない。
そんな心境でした。
それまで何度か風俗には行ったことがありましたが、同じ女性ともう一度会いたいなんて思ったのは初めてです。
1発すっきりしに行ったはずなのに、全くすっきりしない想いを抱えてしまうことになったワケであります。笑
再会、そして…
それから彼女に会いたいと思う日々が続くんですが、月に2回もお店に行くお金なんてありませんから、早くても次の給料が出る1ヶ月先までは我慢しなくてはいけません。
もし次の給料日までにこの気持ちが変わらなければ、もう一度だけ会いに行こう。
そして、ダメでいいから彼女の連絡先を聞いてみよう。
はっきり断られさえすれば諦めもつく。
そう考えて1ヶ月を過ごします。
余談ですが、風俗店で働いたことのある男性いわく、お金に余裕ができてから風俗遊びを覚えてしまうと、完全にハマってしまって週5で通ってしまう方もいるとか。
行きたくてもお金がないから行けない。
夜の遊びはそんな時期にこそ体験しておくべきなのかもしれません。
話を戻します。
次の給料日になっても僕の気持ちは変わらなかったので、どういう結果になろうとこれで最後にすることを覚悟して予約をとり会いに行くことに。
再会した彼女は本当にまた会えたことを喜んでくれていました。
自分からもう一度会う手段はないからと。
まぁしかしいくら経験がないとはいえ、リピーターを掴むために気のあるような発言をするだろうことぐらいは知っているので、そのまま鵜呑みにはできません。
内心、天にも昇るような気持ちでしたけど。笑
そして時間が終わる帰り際。
ボクは清水の舞台から飛び降りる気持ちでこう伝えます。
『仕事が終わったあと、ボクとご飯を食べに行きませんか?』
言い終える前から、断られた時のことを考えて次の言葉を考えてました。
「そうだよね、やっぱりそういうのはダメだよね」とかなんとか。
彼女の返答は…
『それ、本気で言ってる?』
時間にしたら一瞬ですが、頭は混乱状態です。
メダパニです。
OKなのか、否定の意味なのかが全く分かりません。
もうなんと言ったか覚えてないのですが、前回会ってから1ヶ月、ずっと想い続けていたことを真剣に伝えました。
すると…
『お客さんからそういうことよく言われるけど、外で会ったことは1回もない。』
『ただお金払わずに遊びたいだけだと思ってるし』
『でも私も1ヶ月会いたいと思ってたから、本気で言ってくれてるなら嬉しい』
自分で誘ったくせに、展開についていけてません。
え?なにこれ?ご飯食べに行くってこと??
マジか!こんなことあるんか!ダマされてるんちゃうか!!
頭の中ではぐるぐる意味不明なことを考えていたのですが、退出しなくてはいけない時間なので、とりあえず電話番号を書いたメモを渡して、終わったら連絡してくれるように頼み、部屋を出ます。
女の子と連絡先を交換する行為はお店として禁止されていたので、怖い店員にリンチを受けるんじゃないかと本気でビクビクしながらお店の外へ。
出たら一度も振り返らずにお店が見えない場所まで行き、空を見上げて大きなため息をついたのを今でも覚えています。
まとめ
まだまだ続きがあるのですが、ちょっと疲れてしまったので一旦ここで筆を置きます。
ってかこの話の続きを気にしてくださる方がいるかも分からないので、誰からも反応がなければここで終わりにするかもしれません。
次の記事が全く関係ない記事だった時は、色々と察してください。笑
続き書きました!
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