もう10年近く前にはなりますが、一蘭の店舗運営をまかされるチーフという立場で4年ほど働いておりました。
多いときには週6日働いて毎日ラーメンを食べてましたから、ざっと計算してもこれまでに1000杯は一蘭を食べたことになります。
スタッフなど関係者じゃなければ僕より食べてる人はいないと断言できますので、今回は
- おすすめのオーダー方法
- オーダー項目の選び方と豆知識
を解説していきます。
一蘭おすすめのオーダーはこれだ!
ダシや油の量、ねぎの有無まで選べる一蘭のオーダーの組み合わせは20,000通り以上。
そこでまず僕のおすすめオーダーを3パターン紹介して、そのあと自分で選びやすくなるように各項目の解説をしていきます。
1周まわって基本がウマい
みんな初めての一蘭はまず「基本」で食べてみて、そのあと自分好みのオーダーにカスタムしていくと思います。
僕も同じで色々試してきましたが、最近思うのは1周まわって基本がウマいってこと。
年齢が30過ぎて落ち着いてきたのもありますが、濃ゆすぎたり薄すぎたりするより基本ど真ん中がちょうど良いんですよね。
秘伝のタレは基本でもけっこう辛いので苦手な方は「1/2」か「なし」を。
麺は仕上げや運ぶ時間もあって少し柔らかくなるので、「かため」にしておくとちょうど基本ぐらいで食べれます。
基本のオーダーは初心者だと周りから舐められるかもしれませんが、「通はむしろ基本なんだぜ?」と自信もっていきましょう!
ガッツリ濃いめもおすすめ
- こい味+超こってり=こい超
- こい味+こってり=こいこ
若い方や胃がまだまだ丈夫な方は、ガッツリなオーダーも美味しいのでおすすめです。
「こい超」はダシと油だけでかなりの量で、スープがほとんど入らないほど。
僕には超こってりは油が多すぎるので、濃いめを食べたいときには「こいこ」で頼むことが多いですかね。
油を多くすると丸くなって辛みが感じにくくなるので、辛いのが苦手な人は油多めで頼むのもありだと思います。
お腹がゆるくなる方は控えめに
一蘭を食べるとお腹がゆるくなる…という方は油と秘伝のタレを控えめにしてみてください。
2つとも。もしくは合わないどちらかを少なめにすれば一蘭を食べてもお腹を壊さずにすむと思います。
オーダー項目の選び方と豆知識
僕のおすすめのオーダーを3パターン紹介しましたが、やっぱり自分好みに細かくチューンナップできるのが一蘭の良いところ。
自分に合ったオーダーを見つけるために、知っておくと嬉しい豆知識を紹介していきます。
味の濃さ
この味の濃さがダシの量です。
「うす味」だと本当に薄く感じるので、個人的には「基本」か「こい味」をおすすめします。
こってり度
こってり度が油の量のこと。
上にも書いた通り、油もお腹をゆるくする原因の1つなので注意しましょう。
とはいえ「なし」だとパンチがないので、せめて「あっさり」ぐらいは入れるのがいいと思います。
にんにく
お口を気にしないなら断然入れたほうが美味しいので、僕はいつも1片分入れてます。
他のラーメン屋じゃ無料のにんにくに120円取られるのが癪ですが、好きな方は追加して入れるともっと美味しくなりますね。
ねぎ
ねぎは好きな方を選べばいいですが、「白ねぎ」「青ねぎ」の両方に○をつけるとミックスにすることができます。
とはいえ無料分だとそこまで変化ないので、追加ねぎ(120円)を買ったときにミックスにするのがおすすめ。
チャーシュー
ここはもう好きに決めていいですが、チャーシューも特製のタレで漬けこんであるので、入れたほうがスープには旨味が出ます。
秘伝のたれ
一蘭の最大の特徴がこの秘伝のたれですね。
「基本」でもかなり辛いので、苦手な方は「1/2」にするのが無難ですが、手書きで「1/4」と書けばより少なく入れてくれます。
秘伝のたれはスタッフにお願いすれば後入れOKです。お子様連れの方は最初は「なし」にして取り分け後に追加するのがいいですね。
システムが変わって11倍以上の秘伝のたれにはお金(120円)がかかるようになりました。
前から食べれないのに興味本位で30倍とか書いてくる人がけっこういて、その対策だと思われます。
秘伝のたれは10倍までが公式での推奨なので、無料の範囲の中で選ぶのがいいかなと。
麺のかたさ
これも好きな硬さでいいですが、秘伝のたれを入れたり仕上げの時間、運ぶ時間があるのでオーダー時は好きな硬さの1つ上を頼むとよいです。
替え玉は仕上げの時間などないので、普通に自分の好きな硬さをそのまま注文して問題ありません。
店舗限定の特別な一蘭
一蘭はフランチャイズはなく全て直営店での運営ですが、限定で特別なラーメンを提供しているお店があります。
釜だれとんこつ(天神西通り店・キャナルシティ博多店限定)
ラーメン皿でなく重箱で提供される「釜だれとんこつラーメン」。
味の違いは釜で煮込んで作ったチャーシューから出る煮汁(釜だれ)を入れただけ。
なのに死ぬほど一蘭を食べてきた僕でもウマいと感じる深みがあるんです。
引っ越して「天神西通り店」が最寄りになってからはコレしか食べてないので、もう普通の一蘭には戻れないかもしれません。
合格ラーメン(太宰府参道店限定)
福岡で有名な学問の神様を祀っている太宰府天満宮。
その参道にある「太宰府参道店」では合格ラーメンという限定ラーメンが食べられます。
合格にかけた「五角(ゴカク)」のどんぶり。
これまた合格にかけて「59cm(ゴーカク)」と通常の倍以上長い麺など、徹底的に縁起にこだわったラーメンになってます。
受験前に受験前に太宰府天満宮に行かれる人は多いと思うので、その機会に食べてみてもおもしろいと思います。
試験前に食べてお腹がゆるくならないようにだけ気をつけて!
銀座重箱(銀座一蘭限定)
パッと見は釜だれとんこつと変わらない、銀座の一蘭限定のラーメン。
どうも麺が違うらしく、日本酒の純米大吟醸の酒粕を練りこんであるようです。
福岡に住んでるので気軽には行けませんが、ホントにそんな違いがあるのか気になります…
100%とんこつ不使用ラーメン(西新宿店・なんば御堂筋店限定)
知らないうちにこんなの作っとったんか!と驚いたのがこの「100%とんこつ不使用ラーメン」。
とんこつは使わず、鶏をベースにして今までの一蘭と近い味を作ったとのこと。とんこつが苦手・宗教的に食べれない方にもってことで開発されたようです。
チャーシューも豚なので、こちらには牛バラ肉が代わりに使われてます。
これまた近場にはないんですぐには食べれませんが、ほんとに近い味がするのかは確かめに行きたい!
まとめ
もう自腹で払わないといけない今はそんな頻繁には行けませんが、一蘭には定期的に食べたくなる魅力がなんかあります。
「俺はこう食べるぜ!」ってこだわりや、質問などがあればぜひコメント欄に書き込んでみてください。
それではまた!!
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