昨年からブロガーさんに記事を書いてもらうライターサイトを立ち上げたのですが、学んだことを自分のブログに活かしてもらうのも目的なので、納品してもらった記事は添削してフィードバックするようにしています。
僕も他人の記事を添削するのは初めてだったので色々と試行錯誤しましたが、やってくうちにライターさんに共通して指摘している部分があることに気付きました。
面白いことに、Twitterで流れてくるブログを始めたばかりの人を見てみると、同じ部分で気になることが多いんですね。
たぶん新しくライターさんを採用すればまた同じことを指摘することになりそうので、内部用のマニュアルとしてまとめようと思ってたのですが、需要ありそうな気がするので公開します。
(役に立ったら拡散お願いしますw)
ブログを始めて3年、ブログ収入だけで生活しだして2年が経ったで多少の説得力はあると思いますが、僕の言ってることが正しいとは限りませんw
ただ、今まで無意識にやってたことを意識するだけで変わってくる可能性はありますので、気になるとこだけでも読んでみてください。
自分のブログの参考にするかどうか考えるのも大事なことですしね。
(参考になったら拡散お願いしますw)
- ライティング編
- 構成・記事タイトル編
の2本立てでお送りします。
ライティング編
「ライティング編」で解説するのは以下の5つ。
- 同じ語尾や言い回しに注意する
- 行間・句読点の位置
- 漢字・平仮名・カタカナの配分
- 読点(、)を入れる場所
- 強調(Bタグ)の使い方
どれも基本的なことなので、「面白い文章の書き方」などが知りたかった方のご期待には添えませんが、日記ではなく読んでもらえる記事を書くためには基礎が大事です。
出来てるつもりでも気付きがあるかもなので、せめて少しずつは読んでみてくださいw
同じ語尾、言い回しが続いてないかチェックする
クラウドソーシングでタスク記事とか集めるとよく分かりますが、です。です。です。ました。ました。ました。
みたいに同じ語尾の連続はめっちゃあるあるですw
特に過去の話を書こうとすると、でした。でした。
とかになりがちなので注意。
コツとしては丁寧語で記事を書いていたとしても、あえてラフな表現を使ったり、話し言葉を織り交ぜたりすること。
会社員時代はよく社内の人間関係に悩まされてました。
でもよく考えると、自分がどう関わるかの問題でもあったのかなぁ…と思ったり。
あとは語尾だけじゃなく、文章の中に同じ言い回しが何回も出てくることにも注意。
この記事みたいな説明系の記事だと、無意識のうちに同じ言い回しになりがちですからね…
はい!お前も同じ言い回しになってるやん!
って思った方は鋭いです。あえてそうしてみました。
あとは語尾だけじゃなく、文章の中に同じ言い回しが何回も出てくることにも注意。
この記事みたいな説明系の記事だと、無意識のうちに同じ言い回しになりがちですからね…
『記事みたいな記事』と、『言い回し』が2文連続で使われてますね。
僕も書いてるときには気付かないことも多いので、アップする前の確認で見つけたら、どちらか片方を違う表現に変えるように意識しています。
行間と句読点の位置
今はスマホでのアクセスがほとんどなので、1つの段落が詰まって見えるとそれだけで読む気が失せる可能性が高いです。
最近はブロガーさんでもTwitterで100万稼ぎました!って言ってる人多いじゃないですか。あれってどうせ嘘でしょって思ってたんですけど、この前たまたまブロガーが集まるオフ会があって、ASPの管理画面見せてもらったらホントなの!
もう私びっくりしちゃって、ブログって夢があるんだなぁ…とか、あのぐらい収入あったら私もパート辞めれるなぁ…とか考えちゃったわけです。そんなヒマがあったら記事を書けってね!だからいつまで経っても初心者のままなのかなぁ。
行間だけじゃなく文章もひどいですが、パッと見て読むのにパワーが要りそうな感じは分かると思います。
これを…
最近はブロガーさんでもTwitterで『100万稼ぎました!』って言ってる人多いじゃないですか。
あれって『どうせ嘘でしょ』って思ってたんですけど、この前たまたまブロガーが集まるオフ会があって、ASPの管理画面見せてもらったらホントなの!
もう私びっくりしちゃって、『ブログって夢があるんだなぁ…』とか、『あのぐらい収入あったら私もパート辞めれるなぁ…』とか考えちゃったわけです。
そんなヒマがあったら記事を書けってね!
だからいつまで経っても初心者のままなのかなぁ。
やったことは改行・行間と、話し言葉には『』を付けただけですが、さっきよりは読んでみようかなという気になりますよね。
行間もアメブロみたいに空けまくるのも問題ですが、適度な行間は必要だと思います。
対象とするユーザー属性にもよりますが、基本的には普段は本とか読まない人でもストレスを感じないように意識しましょう。
漢字、平仮名、カナの配分にも気をつける
せっかく改行や行間に気を使っても、漢字ばっかりだったり、平仮名・カタカナが連続して続くと読みにくくなります。
特に漢字が多くなると見にくくなりますが、ポイントは漢字をあえて平仮名やカタカナに変えてみること。
- 時 ⇒とき
- 事 ⇒こと
- 暇 ⇒ヒマ
など。
「おすすめ」も平仮名が続いてるなら「オススメ」に変えてみるなど、ちょっとの工夫で読みやすくなりますよ。
読点(、)は声に出してみて一息つくポイントで入れる
文書の中で「、」をどこに入れていいか悩む方も多いと思いますが、考え方としては読んでみて一息つく部分に入れると良いです。
歌でいうと息を吸うとこみたいな感じかな。(違うかもw)
『いやいや!その一息つく場所が分かんねーよ!』
って人は、そもそも文章を読む時間が足りてません。
同じブロガーの記事だけでなく、ビジネス本でも小説でもいいので、読点の位置を気にしながら読んでみてください。
プロが編集している本ならば、きちんと一息入れるポイントに「、」が打ってあるはずです。
句読点だけじゃなく、本を読むことは語彙力・表現力が増えることにも繋がりますので、ジャンルを問わず色んな本を読んでみることをオススメします。
強調(Bタグ)の使いすぎ、使わなすぎに注意
全く強調がない文章もメリハリがなくて良くないですが、使いすぎると何を伝えたいのかよく分からなくなるので注意が必要です。
もし強調(Bタグ)を使ってない方は意識して入れるようにしてみてください。
きっと大事な部分が読者に伝わりやすくなると思いますよ!
こんな感じで文章全体にBタグつけるよりも…
もし強調(Bタグ)を使ってない方は意識して入れるようにしてみてください。
きっと大事な部分が読者に伝わりやすくなると思いますよ!
本当に伝えたい部分だけを強調した方が、パッと見てもそこに意識が向きますし、伝わりやすくなります。
ただ、いくら文の中で調節をしても、強調がたくさん出てくれば同じように何が伝えたいか分からなくなりますので、記事全体でもバランスを見てやる必要があります。
こんな話が「沈黙のWebライティング」に書かれてますw
まわし者でも何でもないんですが、ここまで書いたような話は「沈黙のWebライティング」という本に詳しく書かれてます。
webライダーの松尾さんといえば「ナースの仕事術」などコンテンツ重視のサイトを運営していることでも有名ですが、まだまだ自分の文章に自信がない方にとっては最適な入門書になってるかと。
僕もこの本を元にしたセミナーに参加したぐらい気付きの多い1冊だったので、まだ読んでなければぜひ購入してみてください。
構成・記事タイトル編
すでに3,000文字ほど書いてるので疲れてきましたよね。
僕も書くの疲れてきましたw
流し読みしてもイマイチ頭に入ってこないと思うので、Pocketやはてブをした上で、お時間がある際にでも続きを読んでみてくださいw
ここからは…
- 記事ネタの考え方
- タイトルとキーワード
- 記事に説得力を持たせる方法
- アフィリエイト記事を書くときの立場
について書いていきます!
自分の経験はちゃんと記事ネタになる!
「それぞれの経験や個性を活かしたコンテンツ」が僕のライターサイトのテーマなのですが、話を聞くと記事に出来そうなことがいっぱいあるのに、本人は『記事のネタがありません…』と悩んでいることが多いです。
これは記事にするなら立派な経験や知識がないといけないと思い込みすぎているのが原因かなと。
あくまで選ぶキーワード次第にはなりますが、ちょっとしたことであっても全くやったことがない人にとっては需要があるコンテンツはたくさんあります。
- スマホを格安SIMに変えてみた
- 夕食だけ炭水化物抜きのメニューでダイエット中
- 初めてちゃんとした印鑑を作ってみた
これは僕が最近やってみて記事にしようかなと思ってることですが、どれもその情報だけに特化したサイトがあったりします。
でも自分がやってみようと思った理由がちゃんとあるはずなので、そこを明確にすると同じ状況の人には刺さりやすくなるかなと。
- auユーザーで機種変更しなくてもいい人が選ぶ格安SIM
- 好きな人が出来た30代前半の男性が、夏までに10キロ痩せてその子と海デートを目指す
- 親からもらった印鑑をフィリピンで失くした僕が、30過ぎて初めて印鑑作ってみた
ざっくり考えてみたので適当ですが、これだけでも他にはないコンテンツになりそうな予感がしますよね。
特にブログは自分の状況や性格を反映させられるのがメリットなので、記事ネタがないと思う方はもっと柔軟に考えてみてください。
タイトル・キーワードが内容を反映してない
PVや収益が欲しいなら「日記みたいな記事じゃダメ」ってのはもう認知されてると思いますが、以外と多いのは内容はしっかりしてるのに記事タイトルが日記のままになってる方。
記事ネタの部分で書いた、「auスマホから格安SIMに移行」の記事を書いたとして、内容はユーザーにとって価値がありそうなのに、「格安SIMに変えてみました!」みたいなタイトルになってるパターンですね。
これじゃ記事を開いて読むまでどんな情報が書いてるか分かりません。
僕たちは「いい記事を書く」だけではなく、「どうすれば記事が必要な人に届くか」まで考えなくてはいけません。
タイトルを決めてから記事を書くか、記事を書いてからタイトルを決めるかはどちらでもいいですが、アップする前にこの記事が必要な人はどんなワードで検索するか?は考える必要があります。
僕の場合…
auスマホはau回線の格安SIMでしか使えない可能性がある
⬇︎
格安SIMでau回線なのは「mineo」と「UQモバイル」
⬇︎
「mineo」と契約
という流れがあるので、「au・格安SIM・mineo・UQモバイル・比較」みたいなキーワードか、もっとmineoに決めた理由を深掘りしてタイトルに入れる気がします。
この「読者の知りたいことを先読みする」のは難しいので、最初はわからなくて当たり前。
でも分からないなりに考えてトライ&エラーを繰り返さない限り、がんばって記事を書いたのに報われない流れから解放されないと思います。
記事に説得力を持たせる理由付け
これは検索流入から記事を読んでくれてる読者に対しては特にですが、自分がその記事を書いている理由は明記してあった方が、内容に対する説得力が増します。
って書くとなにやら凄い経験がないといけない気がしますが、些細なことでも良かったりするんですね。
- 自分で調べたら丸1日かかった
- そのジャンルの勤務経験がある
- ○年ずっと愛用している
- 同じ悩みを抱えている
- 失敗して後悔している
などなど。
これをできれば冒頭にさらっと書いておくことで、信頼に繋がったり、そのあとの文章に説得力が生まれたりします。
あと上記とは少し違いますが、圧倒的な知識や熱量で書かれていると、『よく分からんけど、こいつの言ってる商品を買ってみよう』ってなる場合もありますねw
記事の冒頭には結論も先に書く
タイトルを見て入ってきてくれたユーザーが、記事の先まで読むか、また検索結果に戻るかの最初のターニングポイントが冒頭文です。
ここに先ほどの理由付けと、この記事を最後まで読んだあとに得られることは書いておく必要があります。
皆さんも経験あると思いますが、知りたいことがあって検索してる時は、1つ1つの記事を最後まで読んだりはせずに、まず読むに値することが書いてるかどうかを判断しますよね。
そういう意味で冒頭に結論を書くのは重要ですし、飛ばし読みしても何が書いてあるか分かるように見出しの文章にも気を使わなくてはいけません。
読者にも企業にも中立な立場で書いているか
ここはアフィリエイト記事を書く際に気をつける部分ですが、読者の目線に偏りすぎても、企業の目線に偏りすぎても良くないです。
(アドセンスやAmazonリンクも、広い意味ではアフィリエイトですよ)
収益を上げたい思いが強いと褒めてばっかりになってしまい、読者からするとウソ臭く感じて離脱されてしまったりします。
個人のブログを読んでるような人は、自分と同じような一般人の意見が知りたいわけですから、いいことは良い、悪いことは悪いとハッキリ書いた方が売上に繋がる場合が多いです。
ただ、読者目線にさえ立てばいいわけでもありません。
というのも、アフィリエイトの広告費を払ってくれるのは企業だからです。
少額でもお金をもらうならそれは仕事ですので、きちんと企業にもメリットがある形で紹介をする意識も持っておかなくてはいけません。
混乱してきた方はこう考えてみてください。
僕たちがやることは騙して無理やり売りつけるようなことではなく、必要な商品やサービスを必要としてる人に紹介するだけです。
商品名(サービス名)を知らない人
公式サイトでは集客できないユーザー
その間をとり持つのがブロガー(アフィリエイター)の役割だと考えれば、立ち位置も少し分かりやすくなるかもしれません。

▲この話をもう少し深く書いてます。
まとめ
ブログ初心者向けに大事なことを書いてたら1記事じゃ絶対に終わらないので、共通してそうなことだけを抜き出して書きました。
(それでも6,000文字w)
ここまでこの記事を読んだ方は何かしらの目的を持ってブログ運営をされてると思いますが、1番大事なのは自分の頭でしっかりと考えて実行することです。
まだ上手くいってない時期は答えを探してしまいがちですが、探せば答えが見つかるのはお勉強の話。
もちろん今は参考になる記事や書籍もたくさんありますが、自分の頭で考えることを忘れずに頑張ってくださいね!
それではまた!!
▼こんな記事も書いてます。
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