僕が心療内科の先生から学んだ生きる上で大切な2つの考え方

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僕は昨年の3月にうつになり会社を退職したワケなんですが、その後も心療内科で受診を続けていました。

精神安定剤も飲み続けていましたし、退職して3ヶ月ほどは病院以外には家から出ない引きこもりも体験しています。

 

今でこそ日雇いとはいえ働いていますし、こうしてブログで自分の考えを発信しているんですが、当時は考えを発信するどころか、人と接することはおろかSNSも見ないようにして自分の殻に閉じこもっていました。

 

間違いなく暗黒な日々なのですが、いま振り返ってみると人生に必要な学びの時間だったんだなぁと感じています。

 

今回はその中でも、心療内科の先生との時間の中で学べたことについて書いていきます。

 

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大事なことほど自分で決めなくてはいけない

自分で決める

退職は3月末なんですが、3月の頭から会社に行けなくなったので、実質1ヶ月は休職をしていました。

 

当時、会社からは年度が変わる4月からは仕事復帰してくれないかと打診されていて、僕は退職するか復職するかを決めなくてはいけない状況です。

先生に相談をすると、薬を飲みながら時短勤務(1日の労働を短くする)で働けるように自分から診断書を出してもいいとの話。

 

ですが休職する前は時期的なものもあれど、1日15時間働くこともあるし、休日出勤は当たり前でした。

僕だけでなく他の社員もみな同じだったので、僕だけ時短勤務なんて出来るのか疑問でしたし、そもそも会社に戻りたいとは1ミリも思ってません。

 

ただ、仕事を放り出して逃げ出してしまう自分を許すこともできず、決断できないまま時間だけが過ぎていきます。

 

そうなると誰かに決めてほしいと思うんですよね。

僕は先生にどっちがいいのか決めてほしかった。

 

でも先生は退職してもいいし、もう少し休職できるように手紙を書いてもいいし、書いた通り時短勤務をお願いしてもいいと。

 

色んなことを考えてばかりで決断できない僕は、先生はどうするのがいいと思ってるのか聞いたんですね。

すると先生はこう言うんです。

 

「それは君が自分で決めなくちゃいけない。僕が決めることではない。」

 

もう無茶苦茶冷たいやつだと思いましたね。

こんなに悩んでるのにと。

 

最終的には上司に退職したい旨を伝え、なかなか納得してもらえずきつい言葉を投げられたりするのですが、自分で退職するという決断をすることになります。

 

これは今だからこう思えるんですが、自分で退職を決めたことがこうしていま前を向いて生きていられる理由だと思うんです。

それは復職するという決断をした場合でも同じだったと思います。

 

もしあの時先生が絶対に復職したほうがいいとか、退職しなさいと言っていたとしたら、いまこうしてブログを書いている未来はなかったですきっと。

 

だってどっちを選んでも辛いんですよ。

退職した僕は逃げ出した自分を3ヶ月責め続けたし、復職したとしても辛かったでしょう。

 

そうなったら先生を恨んだと思うんですよね。

先生が退職しろって言ったから退職したのに、こんなに辛いじゃないかって。

 

でも自分で決めたことなら誰も恨めません。

自分の選んだ道で意味を見つけ出すしかなくなる。

 

人生で重要な決断、大事なことほど自分で決めなくちゃいけない理由はここにあります。

 

誰かに決めてもらっては自分の人生の責任を自分でとれない。

 

僕の人生は誰のものでもない僕だけの人生です。

その人生の岐路を、例え家族であっても他人に決めてもらっちゃいけない。

 

時間はかかっても、間違ったとしても自分で決めることに意味がある

 

そう気づけたのは、あの時先生の言葉があってこそ。

だから僕はいま友人から相談を受けたとき、それが大事なことであるならば、誰がなんと言っても最後は自分で決めなきゃダメだよって伝えます。

 

決めてあげることが、逆に優しさではないことがあるんですね。

もし皆さんが大事な人に相談を受けたときは考えてみてください。

 

あなたが決めてあげることが、将来その人のために本当になりますか?

 

僕がした決断は全力で応援してくれた

応援

僕が退職をしたことを伝えると、先生は「自分で決められたことが何よりもよかった」と言ってくれました。

その後の診療でも僕が自分で決断したことに反対されたことは一度もなく、全て全力で応援してくれています。

 

この接し方ってむちゃくちゃ大事だと思うんですよ。

もちろん犯罪になるようなことなら反対しなくちゃいけません。

 

でも例え失敗するとしても、自分でした決断であれば後は全力で応援してあげる。

 

こうすることで、どんどん自分で決断することが怖くなくなっていく。

自分で決めたことだから頑張りぬくこともできる。

 

これって友達だけでなく、家族、部下や後輩の成長を促すときにも必ず必要な考え方だと思っています。

 

僕たちにできるのは、決断したことを応援してあげることぐらいなんですよね。

だって彼(彼女)たち自身の人生なんですから。

 

なにより自分のことを応援してくれる人がいるって、むちゃくちゃ勇気もらえますもん。

だから僕もその人が一生懸命に考えてだした答えなら、応援してあげたいと思ってます。

 

まとめ

今回書いたことは、どちらかというと大切な人に接する時に意識してほしいことです。

  • 大事なことほど自分で決めさせる
  • 決めたことは全力で応援してあげる

 

僕は先生がこう接してくれたおかげで救われました。

誰かを救うとかはおこがましいですが、今度は僕が誰かの力になれるようになりたいです。

 

それではまた!!

 

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日記・エッセイ
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この記事を書いた人
たもつ

福岡市在住。86年生まれ。2014年にうつになり失業。そこから会社に属さない生き方を目指してブログを始め個人事業主に。現在はホームページ制作などクライアントワークにも挑戦中。お仕事のご依頼受け付けてます。詳しくはプロフィールページをご確認ください。

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