夢や目標があってそれを達成できないのも苦しいけれど、自分がどこに向かって行けばいいのか分からない、何を頑張ったらいいのか分からない時もまた苦しい。
でもそうやって必死で悩んだりもがいてる時間だって、実はちゃんと前に進んでると思うんです。
どこに向かえばいいのか分からなかった20歳のとき
当時とてもよくしてくれていた先輩がいて、その人は音楽で生きていくと決めて努力している人でした。(カラオケに曲があったり、某有名グループに楽曲提供とかしてます)
その人と接する時間の中で、もちろん夢というのはそんなに簡単に叶うものではないということを痛感させられたんですが、それ以上に自分の生きる目的を見つけ出したいと強く思うようになりました。
彼にとっての音楽のように。
早く見つけ出して前に踏み出したい。
何も夢や目標のない自分では周りに置いていかれる。
このままここで止まっていたくない。
たぶんこのぐらいの時期ならば誰しもが思い悩むことなんでしょうが、これからどうやって生きていけばいいかホントに分からなくなってしまったんですね。
その時に先輩が僕に言ってくれたのが、
『お前は止まってると思ってるかもだけど、俺から見るとちゃんと前に進んでるよ』という言葉でした。
言われたときは意味が分からなかったんですが、当時の先輩と同じぐらいの歳になったからでしょうか。
今ではなんとなく理解できるんです。
もちろんぼんやりと立ち止まってるなら別でしょうが、必死でもがいて、あがいてる時間だって前に進んでるんですよね。
それからしばらくして、先輩が新しく作った曲を聴いて僕は思わず泣いてしまいました。
なりたい自分が見えずに 行きたい道が見えずに
立ちすくんでしまうんだろう? でも大丈夫
ほら、迷ってるうしろ姿も 君らしいと気づいてほしい
人より遠回りでも いいじゃないか
お前のために作ったとかは一切言われてないですが、僕は勝手に先輩なりの応援だったと思っています。
今でもたまに聴くとちょっぴり涙がでます。笑
みんなと同じことが出来なくてもいい。遠回りでもいい。
生きていればみんなと同じよう上手くいかないこともあると思います。
学校に行けなくなったり。
受験や就活で失敗したり。
会社から逃げ出してしまったり。
そりゃ社会に出たら嫌でも分かると思いますが、みんなと同じことができてなければ不利です。
そんなもんです。
でもいいじゃないですか。
遠回りになっても周回遅れにされても。
人より前に出て早く走れなくても、自分で自分のレーンをちゃんと見つけて、そこを必死で走っていけばいいんですよ。
僕も大学に行く意味があるのかと悩んでしまい、途中で辞めてしまったんですが、今考えればそんなに深く考えずにとりあえず卒業しときゃ良かったのになって思います。
でもあのとき悩んで大学を辞めなければ今とは全く違う人生になったんでしょうし、これはこれで面白いのかなって。笑
いつか振り返って良かったと思える日がくる
まぁそう思えるように生きていくしかないんですけどね。
今回こんな記事を書くことにしたのは、ある方がLINE@で僕にメッセージをくれたからです。
これからどう生きていくべきか分からないという内容を見て、僕は20歳のときに立ち止まってると悩んでた自分を思い出すことができました。
そしてメッセージをくれた方も、自分では止まって何もしていないように感じたとしても、僕から見ればちゃんと前に進んでるよって素直に感じたんです。
おっさんになったんでしょうね。笑
先輩みたいにカッコよくは伝えられないけど、僕も同じ言葉を伝えたい。
悩んで迷って足を踏み出せない時間もきっと前に進んでる。
スマートに走ってはないかもしれないけど、がむしゃらに足を出そうとする姿はカッコいいと思います。
そういう気持ちを思い出させてくれて本当にありがとう。
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