先に書いておきますが、僕は英語がペラペラでもなければ、TOEICで900点取ったりする猛者でもありません。
ですがネイティブとも日常会話ぐらいであれば問題なく話せます。
僕が英語を本格的に始めたのは、このブログのおかげで1ヶ月のセブ島留学に行ったのがきっかけなんですが、それまでは英語なんて全く話せませんでした。
大学受験まで英語の勉強をしたにも関わらずです。(たぶん同じ感じの人たくさんいますよね?笑)
そんな英会話力ゼロの状態からある程度は話せるとこまではきましたので、今から勉強を始める英語初心者さんの気持ちはめっちゃ分かります。
僕はたまたまスタートが語学留学でしたが、お金的にも時間的にもみんなが選べる選択肢じゃない。
なのでおすすめなのが、気軽に自分1人でも始められる英語の本の読書です。
英語の本と言ったって、いわゆる分厚い洋書じゃありません。
ちゃんと英語の勉強用にレベル別に分かれた本があるんです。だから大丈夫!
実際に1年英語の読書を続けてきて、英語初心者のスタートとしては最適と感じているので、勉強のやり方を含めて解説していきます。
英語読書のスタートにはペンギンリーダーズがおすすめ
僕はいま週に1回マンツーマンで英語レッスンを受けているんですが、その先生に英語読書のスタートしておすすめされたのが「ペンギンリーダーズ」というペーパーブックです。
これ有名人の自伝や映画、有名な小説など色んな種類があって読んでて面白いのもあるんですが、1番の特徴は英語力に応じてレベル分けがしっかりされていること。
Easystarts〜6までの7つのレベルに分かれています。
レベルの横に書かれているのは1冊の本に出てくる単語数で、例えばEasystartsなら比較的簡単な200単語しか出てこないので、初心者でもすいすい読めます。
もちろん同じレベルでも出てくる単語は違うので、たくさん読めばそれだけ単語の勉強にもなるって寸法。
(クリックで拡大)
さらに凄いのが、レベル別に出てくる文法まで違うこと。
Easystartsなら必ず現在形なのが、レベル1だと過去形、レベル2だと未来形など文法もレベルアップしていきます。
なので読んでも分からない表現だけ勉強すれば文法にも強くなっていくし、同じレベルの本を繰り返し読めば自然とその文法の使い方にも慣れていく仕組み。
読むだけで語彙力も文法の幅も増えてくので、ペンギンリーダーズが英語学習の教材として考えられているのがよく分かります。
本は買わずに図書館で借りるべし
リンク先見てもらうと分かるんですが、洋書だからなのか薄いペーパーブックなのに高いんですよね。
1冊で1,000円以上します。
ペンギンリーダーズは1冊を読み込むというよりは、上のほうでも書いたように多読をして語彙力や文法、英語の言い回しに慣れていくのが目的なので、買うよりも図書館で借りたほうが経済的です。
僕が住んでる福岡市の総合図書館だと、こんな感じでレベル別にがっつり置いてあります。
近くに大きな図書館がない方でも、区の図書館で取り寄せもできるはずなんで試してみるのがいいかなと。
本の選び方ですが、レベルさえ合ってればジャケ借りでも何でも適当で大丈夫。
どうせたくさん読みますし、1冊が薄いので、借りるならそこまでタイトルを気にする必要はないかなと。(もちろん興味がある本があればそれを選ぶでOK)
どのレベルから始めるかですが、英読の経験がないならまずはEasystartsからにして、簡単すぎるなら1つずつレベルを上げてくのがおすすめ。
Easystartsは絵が多めで文章が少ないので、ストレスなくさくっと読めます。
では次からはペンギンリーダーズの読み方、勉強の仕方を解説していきます。
ペンギンリーダーズの読み方、勉強の仕方
まずは巻末の頻出単語をチェック
それぞれの本の1番最後には、その本の中でよく出てくる単語のワードリストが載ってます。
まずはこれをチェックして、意味が分からない単語があれば辞書やネットで調べましょう。
ストーリーを読んでるときは単語や文法を調べない
単語のチェックが終わったら本を読んでいきますが、大事なのは途中で分からない単語や文章があってもいちいち調べたりしないこと!
もちろん最初は知らない単語や文法が出てくると思うので調べたくなりますが、7〜8割の意味が理解できればOKと考えてどんどん読み進めます。
読んでるときはストーリーを楽しむことに集中しましょう。(じゃないと勉強感が強くなって辛くなる)
その代わり分からない単語や文章はノートなんかにメモっておき、最後まで読み終わってから調べます。
こうすることで『これ前も調べたけど忘れてる…』ってことにも気付けますので。
慣れてきたら本の感想を”英文”で書いてみる
最初は本を読み終えて、分からなかった部分を調べたら終わりでいいんですが、同じレベルの本に慣れてきたら英文を書いてみることに挑戦してみましょう。
たぶん英語で文章を作るってほとんどやったことがないと思うので難しく感じますが、最初は「I have a pen」ぐらいの物凄い簡単な文章でもOK!
読めるけど書けないってことに気付くのも大事ですし、毎回やってると少しずつ上手くなってきます。
いまいち何書いていいか分からない人は、本の後半にあるライティングのお題を利用するのもいいですね。
例えば上の画像では、
There were a lot of women in Grey Owl’s life. What do you think they felt about him? Why?
(グレイ・アウルの人生にはたくさんの女性が登場しましたが、彼女たちは彼のことをどう感じていましたか?なぜそう思うのですか?)
みたいな質問があるので、これに自分の意見を英語で書いてみる感じですね。
(まだこの本読んでないんですが、モテ男かよグレイ・アウルw)
できれば英会話レッスンも交えて勉強していく
- 読む -reading-
- 書く -writing-
- 聞く -listening-
- 話す -speaking-
英語だけじゃなく、どの言語を学習するとしても必要なのがこの4つの要素です。
ペンギンリーダーズを1冊読んで、簡単でも英語の文章まで書ければ、独学で「読む」「書く」のトレーニングができます。
ですが本を何冊も読んでいくと、単語を調べるだけでは分からない英語の言い回しや表現が出てきますし、書いた文章も添削してもらうことなくレベルアップするのは難しいです。
そういった独学では理解できない部分を質問できる場として。
さらに残りの「聞く」「話す」を学習する場として、読書に慣れてきたら英会話レッスンも始めてみることを強くおすすめします。
海外の先生からレッスンを受ける。
想像すると少し不安かもしれません。
ですが英語の読書を続けている方は自信を持ってください。
読書を続けた成果は英会話でも確実に現れます。
理由は2つあって、まず単語や文法などボキャブラリーが増えてること。
もう1つは繰り返し同じ表現に触れることで、頭で考えるのではなく感覚で英語が出てくるようになるためです。
例えば日本語でこんな文章を見たら猛烈に気持ち悪いですよね。
文法が間違ってる云々の前に違和感を感じる。
これはきっと英語圏のネイティブ達も同じで、過去形だから〜と頭で考えてるわけではなく、感覚で気持ち悪くない文法で話してるはずです。
ペンギンリーダーズではレベル毎に文法を制限していて、レベル1では主に過去形の文章が使われています。
これを繰り返し読むことによって、自然な表現・言い回しが刷り込まれるんですね。
読書を続けてから英会話レッスンを受けると、前より自然と英語が出てくる感覚がきっと分かると思うので、慣れてきたらぜひ挑戦してみてください。
オンライン英会話おすすめです
もちろん駅前留学などのマンツーマンレッスンでもいいんですが、今はSkype(スカイプ)を使ってスマホでもできるオンライン英会話が月額5,000円ぐらいからあります。
オンラインなんで対面とは少し勝手が違いますが、毎日約30分のレッスンが受講できて月に5,000円ほどですから、上手く利用できればかなりコスパは良いですね。
オンライン英会話には各社それぞれに教材が準備されているので、基本的にはそれを使ってレッスンをしていくことになりますが、教材を使わないフリーのレッスンを選ぶこともできます。
なのでおすすめは週に1回はフリーレッスンを入れて、その時間で先生と一緒に読書のフィードバックをすること。
そうすることで読書中に分からなかった文法について質問したり、英作文のチェックもしてもらえますし、本の内容について英語でディスカッションするのも勉強になるかなと。
ただ、僕が思う読書と英会話を併用する1番のメリットは、締め切りがあることで読書の習慣が続きやすいことにあります。
筋トレでもダイエットでもそうですが、始めるのは簡単なんです。
難しいのはそれを継続していくこと。
ライザップもトレーナーがいるからトレーニングや食事制限をサボれないってとこに価値があるんですね。
そういった意味で、英会話を利用して週に1回はフィードバックの日を作ることは、英語読書の習慣をサボりにくくすることに繋がります、
オンライン英会話はどの会社も無料体験レッスンを設けていますので、まずは自分に合うかどうかも含めて気軽に使ってみてください。

まとめ
僕もまだまだ勉強中の身ですが、海外の人ともコミュニケーションとれたり、1人旅でもガンガン好きなとこに行けたりと、やっぱり英語が話せることで広がる世界があると思います。
英語の読書は自分のペースで続けられるいいツールなので、これから英語を勉強したいって方はぜひ試してみてくださいね!
それではまた!!
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